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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.11.04 00:00
更新日: 2018.02.17 11:24

LEON SLS、第7戦APは車両バランスに苦しみ12位


LEON RACING

2015 AUTOBACS SUPER GT
Round.7 IN AUTOPOLIS 300km RACE

完走するもノーポイント、課題の残る結果に。

10/31(土) 公式練習 9:00~ 予選 13:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ

公式練習 9:00~ 気温8℃ 路温12℃
 秋も終わりに近づき、その標高の高さから寒さをいっそう厳しくさせるオートポリス。今までのレースとは違った気温・路面温度に惑わされること無くタイヤ選択を進めたチームは公式練習開始直後から好調なタイムでラップを重ねる。黒澤選手は複数の赤旗中断やトラフィックに影響されることなく、着実にタイヤやセットアップの評価をこなし、蒲生選手が細かな修正を加えLEON SLSをタイムシート上方へと引き上げる。ベストタイムは 1'45.172 を記録し7番手。LEON SLSとベストマッチとは言えないサーキット特性のオートポリスで想定以上の走り出しに希望が見える。

公式予選 Q1 13:30~ 気温16℃ 路温28℃
 さわやかな青空と暖かな日差しに恵まれた公式予選。Q1を担当する蒲生選手は、予選開始と同時に先陣を切ってコースイン。まず前方のクリアを確保する。タイヤの温まったところでアタックを開始しようとするが、1コーナーで止まりきれずコースアウト。LEON SLSはグラベルに捕まることなくコースへ復帰したが、タイミングをずらし続々とコースインしてきた車両の列にのまれてしまう。傷めたタイヤと十分なスペースを確保できない状態で再アタックを開始するも計測4周目に記録した1'45.870がベストタイムとなり17番手。悔しくもQ1で敗退してしまう結果となった。

 公式練習からの良い流れがあったため、突然のQ1敗退という結果に誰よりも悔しさを隠せなかったのは蒲生選手だった。スタートが後方へ沈んでしまっていても、自分達のレースをすれば結果がついてくるはずだと過去のレースが教えてくれていた。

11/1(日) フリー走行9:00~ 決勝14:00~ 天候:くもり・小雨 路面:ドライ・セミウエット

フリー走行 9:00~ 気温8℃ 路温10℃
 昨日に比べ雲が多いものの、ドライ路面で迎えた決勝日。陽が陰っている影響により、路面温度は昨日よりも低く、天候も時間と共に崩れてゆくという予報。刻々と変わる路面状況、車両・タイヤの状態。時間経過の中で変わりゆく天候を推測しながら、LEON SLSのセットアップを進めてゆく。1'46.908を記録し、クラス9番手。各車の燃料搭載量など車両状況はわからないが、決勝レースに向けての好材料を確認することが出来た。

決勝 14:00~ 気温15℃ 路温18℃
 午前中の雲は退くことなく、雨の不安をどこかに抱えたまま300kmのレースはスタート。スタートドライバーを務める黒澤選手は、混戦のスタートからホームストレートに帰ってくるまでの間に5台をパスし12番手まで挽回する。その後もラップタイムは好調なものの、遅い車両に蓋をされるかたちとなってしまいその間に先頭集団にギャップを作られてしまう。レースはそのまま進行していくが、サーキットの一部で少量の雨が降ってきたとの報告が。チームは作戦を柔軟に切り替え、他車の動向、サーキットの状況を読むため黒澤選手のスティントを引き延ばすことに。レースが進んだ36周目、LEON SLSはピットイン。この時、ピットでのミスがあり若干のタイムロスを喫してしまう。

 蒲生選手がコースに復帰し、ポジションの整理が出来たときポジションは14番手。コース上で数台オーバーテイクしたが、時間の経過と共に悪くなったコース状況に苦しめられタイムアップが出来ず逆にペースを落としてしまう。終盤、グリップ力が復調の兆しが見えたが、その時にはタイムアップ。予選順位の17番手から、12番手でレースを終えることとなった。5つポジションを上げることに成功したが、ドライバー・チーム共に満足のいくレースとはならなかった。