2015 SUPERGT LM-corsa
RaceReport
第4戦 富士スピードウェイ
◆8月9日(日)<決勝>天候:晴れ|コース状況:ドライ
#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3/飯田章・吉本大樹
15位/59周/1時間44分52秒758
公式予選が行われた前日も好天で明けたが、午後の公式予選が始まる頃には雲が空を覆うようになっていた。だが決勝が行われた日曜日は、早朝からの好天がそのまま続き、気温/路面温度ともにぐんぐん上昇。クルマにもドライバーにもタフなレースとなった。しかし、マシンの改善が進んだ#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、マイナートラブルを抱えながらも粘り強く周回を重ね、15位でチェッカー。このところ大きなトラブルで2戦連続リタイアを喫していたが、今回は開幕戦以来の完走を果たすことになった。
午前9時35分から始まる30分間のフリー走行が、日曜朝で最初の走行セッションとなる。このセッションでは飯田章と吉本大樹、2人合わせて14周を走行。タイム的にはともかく、フィーリングとしては悪くなく、ミスやトラブルを封じ込めることができれば、午後の決勝レースでは好レースが期待できる。そんな予感が漂うセッションとなった。
その決勝レースは午後3時スタート。午後1時50分からはスタート進行が始まり、一層盛り上がった空気に包まれることになった。スタートを担当したのは飯田。クラス28番手と、ほぼ最後尾のグリッドからスタートした#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、飯田のベテランらしい読みも手伝って、レース直後の混乱も上手くすり抜け、8周目にはクラス20番手、20周目にはクラス17番手、と着実にポジションをアップして行った。ただし、好事魔多し。接近戦のバトルを繰り広げていた最中に他車と接触してしまい、後にドライビングスルーのペナルティを課せられてしまうことになる。それはともかく、21周を走り終えたところで飯田はピットイン。急な作戦変更だったがチームも上手く対処。最小限のピットインタイムで、吉本をレースに送り出すことに成功した。
交代した吉本は、20番手辺りまでポジションを下げての再スタートとなったが、そこからは着実な走行で、ジワリジワリとポジションを上げていく。そしてレースが折り返しを迎える直前、32周目にはクラス16番手に進出すると、その後も好調なペースで周回を重ねていった。途中、ペナルティを消化するためのドライビングスルーで少しポジションを下げてしまう一面もあったが、その後は再び快調に周回を重ねていく。そして54周目にクラス15番手に進出すると、そのままレースを走りきり、開幕戦以来となるチェッカーを受けることに成功する。クラス15番手では、もちろん満足するわけにはいかないが、それでもちゃんとレースを走りきることができたのは大きな一歩。何よりも、このところ連発してチームを悩ませていたメジャートラブルを抑え込むことができたのは明らかな“改善”と言えるだろう。また急な作戦変更に、チームが上手く対処できたのも大きな一歩かもしれない。
次戦は3週間後の鈴鹿1000km。レース距離が通常の300kmに比べて3倍以上。気温/路面温度も高く、猛暑・酷暑の1000kmとして知られるタフなレースだ。でも、今回のレースで得たノウハウと自信を武器に、きっと好レースを展開してくれるはず。ファンと一緒に好結果を期待しよう。
ドライバー/飯田章
「クルマを熟成することも大切ですが、チームが育って強くなっていくことも大切です。今日のレースでは、チームが強くなったことを実感でき、とても頼もしいと感じました。クルマも、大きなトラブルなくレースを走りきることができて良かったです。速さも磨いていきますが、先ずはレースに完走できること。次の鈴鹿でも先ずは、トラブルなく完走すること。そうすれば自ずと結果は付いてくるでしょう。もちろん簡単な話ではないですが、チームとクルマを、ともに着実に進化させていきたいですね」
ドライバー/吉本大樹
「飯田さんのスティントで(他車と)接触するアクシデントがあって、それでペナルティをもらったのは想定外でしたが、大きなトラブルもなく、ちゃんと距離を走れたのは大きな進歩でしたね。次の鈴鹿(1000km)はもっともっと暑い上に、距離も長くタフなレースになると思いますが、チーム一丸、明るく、結果を残せるよう頑張って行きます」
監督/小林敬一
「全くのトラブルフリーと言う訳ではなく、マイナートラブルを抱えながらのレースになりましたが、それでも粘り強く走って完走することができました。(完成された)速いクルマに伍して走れた部分もあって、チームとしても高いモチベーションを保つことができました。次回の鈴鹿はタフなレースなので、クルマを強くする必要がありますが、今回、300kmを完走できたことで大きな手応えを掴むことができました。応援、ありがとうございました」
