2010年SUPER GT 第5戦
「MJ KRAFT SC430不運のリタイア ポイント逃す」

 灼熱の戦いとなったSUPER GT Rd.4SEPANGから早や1カ月。今週前半には全国的に梅雨明けも告げられ、いよいよ本格的な夏到来となった宮城県のスポーツランドSUGOでSUPER GT 第5戦が開幕。

 今シーズンここまで非常にレベルの高い戦いをしている「MJ KRAFT SC430」シリーズランキングではドライバー、チーム共に現在総合5位!ランキングトップとは1勝で入れ換わるという僅差に付け、結果ウェイトハンデは62Kgと、比較的重い状態で迎えた今回のレース。

 事前のテストからここ菅生は、石浦も大嶋も良い感触を持っているサーキットの一つであり、ここまでの好調の波からすると、多少重くても上位へ行けそうなサーキット。シリーズチャンピオンを考えると少なくとももう1勝は欲しい所、ウェイトのハンデはあるものの、「行ける所で行く」というチームの方針は変わらず、ここ菅生も可能性があればガンガン攻めのレースを展開する予定の「MJ KRAFT SC430」は万全の態勢でサーキット入り。

 まずは金曜日、仙台地方が今年最高の気温を記録したというニュースの中、チームはレースへ向けての準備を開始。もしかしたら・・・セパン以上なのではないか?と言われる猛暑の中、スタッフは黙々と業務をこなし土曜日のフリー走行を迎えた。

公式練習
7月24日(土)9:00~10:45
 迎えた公式練習。今回の予選を担当する事となった大嶋からコースイン。

 事前テストのデータを踏まえ、ここSUGO用にセットアップを施されたマシンは、相変わらず調子が良いようで・・「MJ KRAFT SC430」は好タイムで周回を重ねつつ、ピットイン&アウトを繰り返し、細かな調整を行う展開。途中、ニュータイヤを装着した大嶋は総合2番手のタイムを記録し更に周回を重ね、残り30分で石浦へと交代。

 代わった石浦はユーズドタイヤでのロングを担当したが、今日の「MJ KRAFT SC430」はユーズドでも好タイムで走行出来る程コンディションは良いようで・・・結果総合3位でセッションを終了した。

公式予選12:45~13:30
スーパーラップ予選15:45~
 迎えた公式予選。今回の予選方式もスーパーラップまずは500/300MIXの時間帯にコースインした石浦は慎重にクリアラップ見つけ、総合2番手で難なく基準タイムをクリア!プログラム通りの全く無駄の無いタイミングで続いて予選アタッカーを務める大嶋へとドライバーチェンジ。

 代わった大嶋はニュータイヤを装着し、500単独走行となる予選へ向けフィーリングチェックを兼ねたアタックでまずは1'17.395と暫定トップを記録!大嶋はピットへと戻りGT500単独走行の予選に備え最後の微調整を行い、迎えたセッション開始2分、満を持してコースイン!ゆっくりとマシンの状態を確認しいよいよアタックラップへ!が、なんと突然スローダウンしてコース脇のグリーンゾーンにマシンを止める大嶋の姿が・・・なんと無情にも駆動系のトラブルでアタックを行う前にマシンはストップ!

 これでスーパーラップ進出は断たれたかと思われたが、なんと他車のタイムが思ったほど上がらず、混走タイムに出した大嶋のタイムでギリギリ8番手をキープ!運にも助けられた形だがなんとかスーパーラップへ進出を決めた。迎えたスーパーラップ。強運でトラブルを乗り切った「MJ KRAFT SC430」は300クラスのスーパーラップの時間中に、メカニックが懸命の作業で見事復活!予選8位、スーパーラップ出走順1番となる「MJ KRAFT SC430」は大嶋のドライブでゆっくりとコースイン!

 予選を走れなかった大嶋は慎重にマシンと路面を確認しつつマキシマムアタック!各セクターでベストを更新し、1'16.747を叩き出し後続を待つ展開。このタイム、実は相当に早かったようで・・・その後、後続はタイムを更新出来ず・・・5台が終わっても依然トップ!しかし残り2台、#23と#100には僅かに行かれ結果予選3番手。トラブルからのリカバリーと考えると、出来過ぎと言っても過言ではない結果であり、俄然決勝に希望が高まる予選となった。

フリー走行
7月25日(日)9:10~9:55
 金曜・土曜に比べれば比較的和らいだ感のある日差しの中、朝のウォームアップランがスタート!予選3番手と相変わらず好調な「MJKRAFT SC430」はスタートを務める大嶋からコースイン。決勝を想定し、ユーズドタイヤに重めの燃料というセットでマシンのバランスをチェック。コース上はトラフィックが多く、クリアラップはなかなか取れないながらも好タイムで走行を続け、その後石浦へと交代。石浦も決勝想定タイヤで走行し、この時点で3番手。決勝セットも好調なようで・・・決勝に向け幸先の良いウォームアップランとなった。

決勝レース(81Laps)14:00スタート
 予報では午後から雨の可能性も言われていた仙台地方だが・・・スタート時刻の14時を迎えたスポーツランドSUGOの空は薄曇り。最終コーナー方面が若干暗く、もしかしたら?という雰囲気のもと迎えた決勝スタート。スタートドライバーを務める大嶋は、マシンが好調な事もあり落ち着いた雰囲気で3番グリッドからスタート!

 全車クリーンなスタートを決め、1周目のピット前を3位で通過した大嶋はハイペースで前車をチェイス。徐々に前を行く#100との間隔を詰め2周目にはテールtoノーズの状態となるが、なんと3周目に入った1コーナーで後ろに居た#8が大嶋のインに飛び込みそのまま接触!大嶋もたまらず姿勢を崩し2台共にスピン!この間に後続の500クラスのマシンほぼ全てに抜かれてしまい、コースへと復帰した時点で12位と大幅なポジションダウン!

 それでも大嶋は集中を途切らす事なく果敢な走行を続け、9周目には10位、続く10周目には9位と着実にポジションを上げる激しいリカバリー!トップと遜色無いタイムで周回を続ける大嶋は、更に順位を上げるべく熱い走りを続けるが・・・16周目突如マシンがストップ!不運にも駆動系と思われるトラブルが発生しここでレースを終える事となった。

大澤尚輔監督
なんともスッキリしないレースでしたね・・・3周目のクラッシュもなんだかな・・という気もしますし、その後のトラブルも・・・・ガレージへ戻らないと、原因について詳しい状況は分かりませんが、今回イケそうなレースだっただけに落としてしまった悔しさは大きいです。ただ、持ち込みこからクルマの状態は良かったですし、このウェイトでこれだけのパフォーマンスがあるという事は確認出来ましたので・・・次の鈴鹿では2連覇狙って勝ちにいきます!

石浦宏明
今回は持ち込みからマシンのバランスも良くて、いいタイムも出てたので表彰台は確実にイケルと思ってました。予選でちょっとしたトラブルもありましたが、大嶋がスーパーラップで頑張ってくれて、予選3位と良いポジションだったので自信はあったのですが・・・原因は分かりませんがトラブルではしょうがないと思います。比較的重いのにマシンの状態はかなりの良いのでこの借りは鈴鹿で返したいと思います。

大嶋和也
言葉もありませんねー。慎重にスタートを決め、前のマシンを追いかけてたら突如#8に当てられてしまったという感じでした。今回は走り始めからマシンは非常に早く、予選も良い位置に付けましたし決勝の速さにも自信があったのですが・・・残念です。ただ、#8との接触の後は集中して前を追いましたので・・速さは見せられたと思います。最終的には多分駆動系と思われるトラブルに見舞われマシンを止める事になりましたが・・・鈴鹿では絶対に結果を出したい思います。

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