IZODインディカー・シリーズに参戦しているチーム・ペンスキーのボス、ロジャー・ペンスキーがNASCARのトップドライバーであるトニー・スチュワートに来季のインディ500参戦を持ちかけ、スチュワート自身も真剣に考えているようだ。

 11月30日にラスベガスで行われたNASCARチャンピオンズウィークのパーティに訪れたペンスキーは、会場のスピーチでスチュワートを来季のインディ500参戦に誘い、会場の笑いを取った。しかしスチュワート自身は、参戦について真剣に考えているとペンスキーは語っている。

 1996年にIRLに参戦しながら、NASCARのブッシュシリーズにも参戦していたスチュワート。96-97シーズンにはIRLのチャンピオンを獲得したが、99年にNASCARの最高峰シリーズであるウィンストンカップに参戦し、NASCARのみに集中。豪快なドライビングが人気を集め、3度チャンピオンに輝くなど現在もNASCARのトップドライバーとして活躍している。

 2013年もインディ500が行われる週にシャーロットでNASCARの600マイルレースが開催され両方の参戦は極めて難しい現状だが、インディカーのCEOであるジェフ・ベルシュクは、スチュワートが両方に参戦できるようスタート時間をずらしても構わないとしている。

 さらにインディアナポリス・モータースピードウェイのウェブサイト(http://www.indianapolismotorspeedway.com/indy500/news/show/51994-smoke2indy-petition/)では、スチュワートの参戦を呼びかける署名活動も始まり、すでに3000を超える署名が集まっている。

 またチーム・ペンスキーのドライバーもスチュワートの参戦に対し、快く思っているようだ。

「インディでトニー・スチュワートのチームメイトになれるんだったら、とても素晴らしいことだね。2位で終わりたくはないけど、トニー・スチュワートはインディ500を勝つことができるよ」とウィル・パワー。

 インディ500を3度勝利しているエリオ・カストロネベスは、「彼は驚くべきドライバーであり、ペンスキーもインディ500で素晴らしい成績を残している。彼はうまくやると思うけど、彼にインディ500初勝利を勝ち取ってほしくはないね。4回目の優勝をして、AJ.フォイトやリック・メアーズ、アル・アンサーに並びたいんだ。トニーとウィルは2位争いができるよ」と語る。

 スチュワートは、来季のインディ500に参戦することはないと発言しているが、将来戻ってくることに興味はあるようだ。

「今はこれ以上加えることが正しいかどうかわからないよ。2013年に参戦するつもりはないね。でも、同じオファーをこれからも応じないと言ってるわけではないんだ」

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