NASCARスプリントカップ・シリーズは7日、テキサス・モーター・スピードウェイ(1.5マイルオーバル)で第7戦が行われ、ジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が今季初勝利。開幕7戦で7人のウィナーが誕生するのは2003年シーズン以来のこととなる。

 5日に行われた予選では、トニー・スチュワート(シボレーSS)がポールポジションを獲得。フロントロウにはブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)がつけた。ただ、本来6日に行われるはずだった決勝レースは雷雨のため延期に。7日に改めてレースが行われることとなった。

 迎えた7日のレースでは、ロガーノは10番手からスタート。レースの半分以上をロガーノとケゼロウスキーのペンスキー勢がリードしていく展開となった。

 レース終盤は、ケゼロウスキーが首位のロガーノを追うペンスキー勢による戦いが繰り広げられるが、残り2周というところで前戦ウィナーのカート・ブッシュ(シボレーSS)がクラッシュ。これによりコースはイエローコーションとなり、各マシンとも最後の再スタートに向けてタイヤ交換を行うこととなった。

 このピットストップでは、ジェフ・ゴードン(シボレーSS)とブライアン・ヴィッカーズ(トヨタ・カムリ)が逆転を期して2輪交換のみでコースに。ゴードンが首位を奪い、ヴィッカーズが2番手に続いていく。

 一方、ロガーノは4輪を交換して3番手でコースに復帰。レースは6周延長され、残り2周で再スタートが切られた。再スタート後、ロガーノは即座に2番手に浮上し、最終周にはゴードンもパス。最後は後続をやや引き離す形でトップチェッカーを受けた。

 2輪交換で勝利を狙ったゴードンは、ロガーノの追い上げこそ許したものの、それ以上は譲らずに2位。4番手で再スタートを切ったカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)が3位につけ、3陣営がトップ3を分け合う形となった。

 一方、最後のイエローコーション前まではロガーノに続く2番手を走行してしたケゼロウスキーは、ロガーノと同様に4輪交換を行い4番手でコースへと復帰するが、ピットレーンでの速度違反を犯したとしてペナルティに。最終的には15位でレースを終えている。

 また、今回のレースでは、開幕戦デイトナ500での勝利以降ここまで一貫してランキング首位を守り続けてきたデイル・アーンハートJr.(シボレーSS)が序盤にクラッシュし、マシンも炎上。これによりアーンハートJr.はランキング6位まで後退し、ここまで優勝はないものの、コンスタントに上位フィニッシュを続けていたゴードンが首位に浮上している。

 なお、4日に行われたNASCARネイションワイド・シリーズでは、チェイス・エリオット(シボレー・カマロ)が優勝を果たしている。

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