スーパーGT第4戦は20日、前日霧のため中止となった公式予選が行われ、GT500クラスはPETRONAS TOM'S RC Fがポールポジションを獲得。GT300クラスはGAINER Rn-SPORTS SLSがポールポジションを獲得した。

 前日の公式予選が立ちこめる厚い霧のため中止となり、もともと予定されていた日曜朝のフリー走行の時間を使い行われた公式予選。予選形式は変更され、通常のノックアウト予選からどちらかいずれかのドライバーが出走し、予選基準タイムを記録すれば予選通過に。GT500、GT300とも各チームのエースドライバーをコクピットに据え午前9時5分からの予選に臨んだ。

 9時5分からのGT300クラスのアタックが終わり、9時30分になるとGT500クラスのマシンが続々とコースインしてくる。GT300の予選中はスピンやコースアウトはほとんどなかったが、GT300の予選終了後コース上にOGT Panasonic PRIUS、OKINAWA IMP・RUN UP GT-Rが相次いでストップ。このため赤旗中断となり、GT500車両は一度コースインした後、すぐにピットに戻っている。

 セッションは9時40分に再開となるが、この時点で天候はかなり好転。レコードライン上はさすがに水は残っているものの、メインストレート上では濡れたラインを選ぶマシンも出はじめる。そんな中、まずはブリヂストン装着のレクサスRC F勢が上位を占めていく。また、ブリヂストン装着の中で素晴らしいアタックを展開していったのは、小暮卓史駆るRAYBRIG NSX CONCEPT-GT。唯一レクサス勢に食い込むタイムをマークしていった。

 とは言え、終盤に向けコンディションは刻一刻と変化。またウエットタイヤのゴムによって合う、合わないもあり各車チェッカーに向けてアタックを展開していく。ただ、水量が減ったコンディションで速さをみせるかと思われたダンロップタイヤ装着のEpson NSX CONCEPT-GTだが、S字立ち上がりでストップを喫してしまった。

 序盤からトップタイムをマークしていったPETRONAS TOM'S RC Fの一貴は、終盤にさらにタイムを削ったことで、ポールポジションの座を不動のものに。前週スーパーフォーミュラ第3戦富士で優勝を飾り、ル・マン24時間での不運を完全に払拭している一貴がPETRONAS TOM'S RC Fにポールをもたらした。2番手には、ひさびさに小暮が“らしい”アタックをみせたRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがつけ、ホンダNSXコンセプト-GTは今季初めてフロントロウを獲得した。

 3番手にはMOTUL AUTECH GT-Rがつけ、3メーカーがトップ3を分け合う結果に。ホンダ勢では塚越広大がアタックしたKEIHIN NSX CONCEPT-GTが4番手、松浦孝亮がアタックしたARTA NSX CONCEPT-GTが6番手につけている。ウエットながらトップ10が1秒以内につける僅差の争いとなったスーパーGT第4戦SUGO。81周の決勝レースは14時にスタートが切られる。

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