F1第7戦カナダGPの公式予選Q1が現地時間8日13時(日本時間9日午前2時)より行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。結果は以下の通りとなっている。
22台のマシンが20分間のタイムアタックを行うFP1では、タイム上位16台が第2ラウンドとなるQ2へと進出することができる。
セッション開始時の気温は16度、路面温度は17度を記録。FP3開始前に降った雨の影響でコースにはウエット部分が目立つものの、レコードライン上は一見ドライというコンディションのもと、小雨がぱらつく中でセッションがスタートした。
ここでは、ウエットコンディションになる前にタイムを出そうと多くのマシンがスーパーソフトタイヤを装着してすぐにコースイン。しかし、予想以上に路面のコンディションは悪く、開始5分後にはすべてのマシンがインターミディエイトタイヤにスイッチしアタックを続けた。
小雨は降り続くものの、時間の経過とともにタイムは向上し、序盤は1分28秒台だったタイムも、開始10分には24秒台に入り、最終的には22秒台に突入することとなった。ただ、セッション最終盤になると再び雨脚が強まり、ノックアウト圏内からの脱出を最終アタックにかけたロメイン・グロージャンとポール・ディ・レスタは、タイム更新を雨に阻まれる形でQ1敗退を喫することとなってしまった。
タイムシート上位では、序盤からレッドブルとメルセデス勢が首位を奪い合うような形となり、ベッテルが終盤にマークした1分22秒318がこのセッションのトップタイムとなった。2番手にはこちらも最後のアタックで好タイムをマークしたフェルナンド・アロンソが入り、3番手にマーク・ウエーバー、4番手にはウイリアムズのバルテッリ・ボッタスがつけた。