F1第9戦ドイツGPの公式予選Q2が行われ、Q1に続きフェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。
予選Q1を勝ち抜いた16台によって15分間で争われるQ2では、タイム上位10台がポールポジションを決するQ3へ進出できる。
このセッションでは、Q1でミディアムタイヤのみを使用したレッドブルとメルセデスも1周目からソフトタイヤを装着したが、レッドブルの2台が終盤までピットで待機したのに対し、メルセデス勢は序盤から積極的に周回を重ねていった。
前日のFP2からマシンのバランスに苦しんでいたルイス・ハミルトンも、セットアップを合わせこんで好タイムを記録。ニコ・ロズベルグを従え終盤まではこの2台がタイムシートを牽引し、そこにロータスとフェラーリが続いた。
レッドブルは残り3分前後のタイミングで2台が相次いでタイムを計測すると、セバスチャン・ベッテルがFP3に引き続き1分29秒台に入れてトップに浮上。ウエーバーも3番手につけた。
ただ、チェッカー直前にニュータイヤを装着したマシンが一気にアタックを行うと、フェリペ・マッサ、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソらが1分29秒でベッテルを上回っていく。さらにダニエル・リカルドやニコ・ヒュルケンベルグもトップ10圏内に飛び込んでいくと、なんとロズベルグの名前がトップ10からドロップ。序盤に安全圏のタイムを記録するという作戦が裏目にでてしまい、ガレージでなすすべなくQ2敗退の屈辱を味わうことになった。
マクラーレン勢は、ジェンソン・バトンが10番手でQ3進出を果たした一方、セルジオ・ペレスが敗退。ポール・ディ・レスタ、ジャン-エリック・ベルニュとフォース・インディアの2台もこのセッションで予選を終えている。