レッドブルは、マーク・ウエーバーに代えてキミ・ライコネンを起用するという噂を否定し、2012年もウエーバーが残留するという見通しを示した。
水曜日、ドイツ紙のBild-Zeitungが、イギリスGPでチームオーダーを無視したウエーバーの代わりとして、2007年チャンピオンのライコネンを獲得しようとしていると報じた。
しかし、F1SAによれば、レッドブルの総帥ディートリッヒ・マテシッツが、「マークの契約延長に疑いはない」とドイツのSIDに語ったという。
またマテシッツは、オーストリア紙のSalzburger Nachrichtenに対して、「彼は我々との時間を快適に感じており、チーム内でも非常に人気がある。それに、市場には彼より良いドライバーは見あたらない」とコメントしている。
一方、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ウエーバーがチームオーダーを無視したことに激怒していると伝えられるが、マテシッツはそれほど問題にしていないようだ。
「彼がさらに前進したがっていたのを私は理解している。彼が(ベッテルへのチャレンジを)試みなければ、それまでの平凡なドライバーだということだ」
ライコネンの噂に関しては、ヘルムート・マルコが完全否定した。
「我々にとってキミ・ライコネンは問題ではない。彼がレッドブルをドライブしないのは明らかで、噂はこじつけに過ぎない。全くのナンセンスだ」
マルコは、レッドブルがウエーバーを交代させる場合、レッドブル配下のドライバーから選ぶことになると付け加えている。