来季に向けてダニエル・リカルドを起用することを決定したとみられるレッドブル・レーシングだが、チーム代表クリスチャン・ホーナーは、今も他の選択肢を検討しており、まだ契約は結んでいないと述べている。
信頼性の高い情報筋によると、レッドブルはトロロッソのリカルドを昇格させることを決めたということだが、ホーナーはまだ契約はかわしていないと述べた。また、他の選択肢を検討するためにもう少し時間を使いたいとの考えも示している。
ホーナーがいう選択肢とは、キミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソであると考えられている。
「最強のドライバーラインナップを作り上げたい。そのため、可能性のあるあらゆる選択肢を検討することが賢明だ」とホーナー。
「元々は可能性があると思っていなかった選択肢があることに驚いた」
アロンソのマネージャーは、ハンガリーGPで、レッドブルともう1チームに対して、フェラーリとの契約においてある条件下では来季離脱することが許されるということを明かしたとみられている。
しかし結局は、レッドブルは、イタリアGPのころに、プレスリリースあるいはチームのテレビジョンチャンネルを通してリカルドとの契約を発表するものと考えられている。
最近ウエーバーが、レッドブルはリカルドを選んだと示唆した。彼はレッドブルの決断は「オーストラリアにとっていいこと」であると述べている。
しかしホーナーは、ウエーバーはドライバー決定の過程についてすべてを知っているわけではないと語った。
「あらゆる推測がなされているが、契約はまだ結んでいない」とホーナー。
「レース前に申し上げた状況から変わっていない」
「誰にシートを与えるのか考える時間はある。モンツァの前に発表を行うことはない」
「文脈を無視して発言が解釈されることがある。マークはドライバーの話すべてを知っているわけではない。発表すべきことができたら、発表を行う」
ホーナーは、トロロッソのドライバーはレッドブル・レーシングと契約しているのが普通であると述べた。
「トロロッソのふたりのドライバーはレッドブル・レーシングと契約している。その上で、トロロッソにレンタルされているのだ。従って、我々は彼らをいつでも呼ぶことができる」