スーパーGT第7戦富士は予選日を迎え、朝のフリー走行が行われた。あいにくの雨模様の中、トップタイムをマークしたのはEPSON NSX。DUNLOP SARD SC430が続き、ダンロップ装着勢がワンツーとなった。GT300クラスはダイシン アドバン Ferrariがトップとなっている。
早朝は曇天だった富士スピードウェイだが、朝のフリー走行開始1時間ほど前からポツポツと雨が降り始め、走行開始直前には雨が強くなり、路面は完全にウエットコンディション。そんな状況の中、1時間30分のフリー走行がスタートした。
序盤からGT500クラスは、今回リストリクターが広げられていると言われるSC430勢が上位を走行。GT300クラスはダイシン アドバン Ferrariが好調で、序盤からトップを走り続ける展開に。この雨のためかスピンやコースアウトを喫するマシンも多く、開始20分過ぎには今回上位を狙う初音ミク Studie GLAD BMW Z4がコースオフ。マシン左側を破損させてしまっている。
中盤、ウエットの下でGT500クラスのトップ2を独占したのはダンロップ勢の2台。EPSON NSXがトップをキープし、DUNLOP SARD SC430が続く。その後方はSC430勢、NSX勢が続くが、GT-R勢はIMPULカルソニックGT-Rが7番手に入っているのをのぞけば低調で、MOTUL AUTECH GT-R、HIS ADVAN KONDO GT-R、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rと下位に沈んでしまっている。
結局1時間40分のセッションを終えて、終盤若干のタイムアップがあったものの、EPSON NSX、DUNLOP SARD SC430とダンロップ勢がワンツーのままセッション終了。3番手はPETRONAS TOM'S SC430、4番手はENEOS SC430、5番手にKRAFT SC430と、SC430勢が上位を占めた。
なお、チェッカー間際には伊沢拓也がドライブ中のARTA NSXのティアオフフィルムが剥がれ、ARTA NSXがスピンする珍しいシーンも見られた。
GT300クラスはダイシン アドバン Ferrariがトップのまま終了。UP START タイサンポルシェが2番手、giraffaガイヤルドRG-3、triple aガイヤルドRG-3と好調ガイヤルド2台が3-4番手につけた。
