DENSO KOBELCO SARD RC F
SUGO GTA公式テスト、2日間総合で6番手タイムをマーク

SUGO GTA公式テスト(7/25-26)
スポーツランドSUGO(1周3.704km)

 7月25日(土)~26日(日)連日の酷暑の中、GTA公式テストがスポーツランドSUGOにて行われ、初日25日は1分12秒356の5番手、2日目26日は1分12秒615の7番手のタイムをマークし、2日間の総合で6番手となったDENSO KOBELCO SARD RC F。各陣営ともウェイトと燃料リストリクターによる状況が不明ではあるが、コースレコードを上回る速さを見せた。2日目午後にコースオフするアクシデントはあったものの、9月SUGO戦はもとより8月富士戦に向けても有益な走行データを得られたテストとなった。

■7月25日(土):曇りのち晴れ
 久しぶりに日本での走行となったSUGO GTA公式テスト初日、気温29度/路面温度31度のドライコンディションでセッション1が10時から始まった。平手が最初にDENSO KOBELCO SARD RC Fを駆ってコースイン。出だしのフィーリングは特に問題ないとのコメントで、いくつかのチェック項目を平手が確認して11周を終えピットイン。スポーツランドSUGOは初走行となるヘイキと交代した。クルマのフィーリングチェックとコース慣熟を兼ねて、赤旗中断を挟みながらヘイキは15周ほどを走行。まだ攻め所を確認しながらであったが、平手のアドバイスをもらいながらの走行となった。そして別のタイヤを確認し、セッション1のチェッカーまでヘイキがドライブして、午前中は平手が序盤にマークした1分14秒137の15番手タイムとなった。

 午後のセッション2は気温30度/路面温度37度に上昇。平手から走行を始めセットを確認した後に、タイヤ評価テストを行った。コースの短さと狭さから中々クリアラップが取れずにいたが順調にテストプログラムをこなしていき、26周目に1分12秒356とその時点で4番手タイムをマーク。またピットインの際にはタイヤ交換練習を毎回行いながらピットワークトレーニングも実施した。33周目からはヘイキがタイヤのロングラン評価を、14秒台でペース良く2セット実施。2セット目は赤旗終了で中途に終わったが順調にプログラムを終え、テスト1日目のベストタイムは1分12秒356の5番手と好感触となった。

■7月26日(日):晴れ
 GTA公式テスト2日目、快晴の中で午前のセッション3が気温33度/路面温度44度の中で9時から開始された。1日目から進めたセットアップの確認を平手が実施。いくつか更に調整を施した後に9周目からタイヤの評価プログラムを実施した。幾度も赤旗中断があったが予定通り平手によるタイヤ評価をこなし、14周目の1分12秒766がベストタイムとなった。続けてヘイキも新品タイヤの評価プログラムを開始。だが2セット目のアタック中にSPコーナー出口にて縁石で跳ねすぎてオーバーシュート。タイヤバリアに接触するアクシデントとなった。幸いヘイキにはダメージはなく、クルマは自走で戻って来られたが修復のため午前中の走行を取り止める結果となった。午前中は平手が序盤にマークした1分12秒766の6番手タイムとなった。ピットウォーク時には平手もヘイキも積極的にファンサービスに務めていた。

 懸命なメカニックの修復作業により午後のセッション4に間に合い、気温37度/路面温度54度の酷暑の中で、平手がクルマのチェック走行を8周ほど実施。問題ないことから2セットほどタイヤのバランスを確認するプログラムを実施した。続けて新品タイヤの評価を赤旗中断を挟みながら実施。27周目にはセッション4で3番手となる1分12秒615のタイムをマークした。39周目からはヘイキが平手の履いたタイヤを2セット確認。ヘイキもコースに慣れてきて好タイムをマークして走行を無事終えた。2日目のベストタイムは1分12秒615の7番手のタイム。2日間の総合では6番手となって、シーズン中の重要なテストを好感触で終え、9月SUGO戦はもとより8月富士戦に向けても有益な走行データを得られたテストとなった。

平手晃平
「今回のテスト目標であったクルマをセットの方向性の確認とタイヤの評価は、赤旗中断が幾度もあって十分とは言えませんでしたが、とても良いデータが得られたかと思います。クルマもタイヤも、かなりレベルアップが出来ました。次の富士戦を皮切りにシーズンの重要な勝負所ですので、何とか上位フィニッシュを果たしていき、ランキング上位を目指して頑張っていきたいと思います。皆様、熱い大きな声援をよろしくお願いします!」

ヘイキ・コバライネン
「シミュレーターで勉強してきたけど、SUGOはとてもチャレンジングなコースだね。特にSPコーナーから最終、そして1コーナーなど、すべてのコーナーをうまく繋げていくにはリズムがとても大事だと感じた。リズムが狂うとタイムにすぐ影響してしまうんだ。300クラスも絡んできて1度もベストラインでは走れていないけど、走行毎に理解が深まって自分自身の走りの上でも非常に良いテストとなった。またテストでも大勢のファンが声援を送ってくれて、次の富士で良い走りを見せるんだというモチベーションが高まったよ!」

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