今季から日本でスタートしたGTカーによるカテゴリー、スーパーカーレース・シリーズ(SCR)の第2ラウンドが5月17日〜18日に富士スピードウェイで行われ、第3戦は飯田太陽/水谷晃組27号車フェラーリ458 GT3が、第4戦はTAKASHI/高木真一組32号車ポルシェ911 GT3Rが優勝を飾った。

 ヨーロッパで行われているようなジェントルマンドライバーが活躍できるGT3レースを目指し、今季からスタートしたSCR。第1戦ではやや寂しいエントリーとなったが、今回の第2戦は14台がエントリー。富士スピードウェイのパドック中央には、SCR向けのホスピタリティスペースが用意され、今までの国内レースとは異なる雰囲気を醸し出した。

 迎えた17日の予選では、TEAM KRMの32号車ポルシェがポールポジションを獲得。高木真一が1分40秒955という圧倒的なタイムをマークし、2番手には27号車フェラーリ458 GT3がつけ、3番手には伊藤良男/竹内浩典組52号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が続いた。

 17日夕方の第3戦決勝レースでは、32号車ポルシェが1コーナーを制すとそのまま逃げ切りトップでチェッカーを受けるも、レース後の再車検で車両最低重量違反により失格となってしまう。その結果、27号車フェラーリが優勝。2位に52号車という結果となった。

 18日の第4戦では、32号車ポルシェはほぼ最後尾からのスタートを強いられてしまうが、第3戦の悔しさを晴らすべく快走をみせ、1時間のレースで最終的には27号車フェラーリにほぼ1分差をつける大逆転勝利を飾った。2位は27号車、3位は52号車という結果となった。

 GTMクラスは、第1戦は佐々木孝太と組んで参戦していたNAORYU駆るAGE-AGE-458が圧倒的な強さをみせ連勝。今回の第2戦では佐々木がVLNニュルブルクリンク耐久シリーズに参戦したためひとりでの参戦となったが、そのハンデを感じさせないラウンドとなった。

 クラス2位は第3戦、第4戦とも武井真司/堀田誠組BINGO SPORTS997が入り、3意は第3戦が山野直也/滝澤智幸組KremerGT3RSR、第4戦がAki Miyazaki/Sky Chen組TEAM KRM・FSRSRとなった。

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