30日、スポーツランドSUGOで2014年から導入される新型シャシー、SF14の第4回車両開発テストが行われ、トヨタ開発車を中嶋一貴が、ホンダ開発車を小暮卓史がドライブした。
富士、もてぎ、鈴鹿に続く第4回めのテストを迎えたSF14車両開発テスト。29日に決勝が行われたスーパーフォーミュラ第6戦の余韻が残るスポーツランドSUGOで、13時30分からセッションが行われた。この日、トヨタ開発車はシェイクダウンからステアリングを握る中嶋一貴が乗り込み、P.MU/cerumo・INGINGがメンテナンスを担当。一方ホンダ開発車はDOCOMO DANDELIONがメンテナンスし、小暮が初めてSF14に乗り込んだ。
この日のSUGOは曇りで、序盤パラパラと小雨が舞ったものの、基本はドライ。一貴がドライブするトヨタ開発車は、4周前後でピットイン、アウトを繰り返しながら周回。20周を過ぎる頃には1分7〜8秒台、40周前後には1分6秒台をコンスタントにマーク。57周目にはこの日のベストとなる1分5秒839というタイムをマークした。
一貴はこの日、合計で62周を消化。この日マークされたタイムは、一貴自身が28日に行われたスーパーフォーミュラ第6戦の予選Q2でマークした1分6秒128を上回るものに。改めてSF14の速さを印象づけることになった。
一方、小暮が乗り込んだホンダ開発車は、少しずつラップを伸ばしていくと、20周を過ぎる頃には1分7秒台をコンスタントにマーク。49周目には、この日のベストとなる1分7秒036をマークした。惜しくも7秒台を切ることはできなかったが、現行車の予選並みの速さをみせた。
テストは1日まで行われる予定となっており、トヨタ開発車には平手晃平、そして急遽国本雄資が乗り込むことに。ホンダ開発車には伊沢拓也が乗り込むことになっている。