11日午前、千葉県の幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2014 with NAPAC』の中で、スーパーフォーミュラの新型車両であるSF14のデモランが行われ、昨年のシリーズチャンピオンに輝いた山本尚貴がドライビングを披露した。
10日に開幕を迎えた東京オートサロンでは、幕張メッセの全ホールに数多くのブースが出展されているが、屋外会場の特設エリアではモータースポーツ車両によるデモランのプログラムが展開されている。11日午前に行われた『モータースポーツデモラン』の中では、山本がステリングを握ったSF14と、新井敏弘の駆るスバルWRX STIセダンR4がデモランを行った。
まず走行エリアに姿を見せたのはカーボンブラックが際立つSF14。山本は、ウォーミングアップのため走行エリアを数周すると、その後はバーンナウトから急発進。新シャシーとともに新たに導入される2リッター直4直噴ターボエンジンのサウンドを響かせながら走行を披露した。
また山本は、観客席の目の前でストップしたかと思うと、リヤタイヤからスモークを上げつつ再びバーンナウトを披露。その後も、走行エリアを所狭しと駆けまわった。走行を終えた山本は、今年から投入されるSF14への好感触を語るとともに、今季への意気込みを語った。
「(SF14は)見た目も格好いいですし、サーキットを走っても速いです。まだできたばかりのマシンなので、もっと速く走るポテンシャルはあると思います。それを引き出すのも僕の仕事なので、すごく楽しみです」
「まだ体制は発表されていませんが、出場するレースでベストを尽くしてまたチャンピオンを獲れるようにがんばります。ぜひサーキットへ応援しに来てください」
また、続いて登場した新井の駆るWRX STIも、走行エリアを縦横無尽に駆け巡る迫力のデモランを披露。白煙を巻き上げながらドーナッツターンを繰り広げるとともに、最後にはMCを務めるピエール北川さんを“人間パイロン”に見立てる過激なドーナッツターンも披露し、集まった観客を沸かせていた。
デモランは、11日の午後、そして最終日となる12日の午前と午後にも予定されている。
