全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦するSGC by KCMGは2日、11月11日〜13日に行われるJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP 2011に、アレキサンドレ・インペラトーリに代わって二度のフォーミュラ・ニッポン王者である松田次生を起用すると発表した。

　次生は2000年からフォーミュラ・ニッポンに参戦し、TEAM IMPULに移籍した後の2007年、2008年と2年連続でのフォーミュラ・ニッポンチャンピオンを獲得。その後IMPUL離脱後、昨年はKONDO RACINGからシーズン終盤戦に参戦していた。

　今回、インペラトーリがインターコンチネンタル・ル・マン・カップ（ILMC）最終戦のズーハイ戦で、GTCクラスのアウディR8 LMSに乗り込むことが決定していたため、SGC by KCMGではインペラトーリに代わって次生を起用を決定。次生にとってはひさびさのフォーミュラ・ニッポンとなるが、今季もトヨタの開発車をドライブしており、体力面等に不安はないだろう。

「この度、SGC by KCMGから参戦できる事が決まり、とても嬉しく感激しております」と次生。

「このチャンスを頂いたイップ代表や土居隆二監督をはじめ、チームスポンサー各位の皆様や、トヨタ 自動車様、関係各位の皆様方には、心より感謝致しております。また、ともに2007年にチャンピオンを獲得したエンジニアもチームに在籍しているので、ひさしぶりに一緒に仕事を出来る事がとても楽しみです」

「短い時間での調整になり非常に厳しい状況ではありますが、自分自身の力を発揮出来る様に、そして今回のオファーを頂いた土居監督に恩返しが出来る様に精一杯頑張ります。応援、宜しくお願い致します」

　また、SGC by KCMGの土居監督は「今回の我々のオファーに対し、松田次生選手がとても大きな興味を示してくれ、また、承諾してくれた事を大変嬉しく思っております。また、各調整作業に応じて下さった日本レースプロモーション様、フォーミュラ・ニッポンで当チームを常にサポートしてくださっているトヨタ自動車様、また、同日に松田選手が出場するスーパーGTのチームである、Team IMPULの星野監督や金子代表及び、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル様の多大なるご理解に大変感謝致しております」と感謝を述べている。

「また、当チームのスタッフと松田選手は、松田選手のチャンピオン獲得時のチームメンバー同士であり、気心も知った仲にあるので、好成績獲得に向け、今からイベント本番を大変楽しみに致しております。是非応援宜しくお願い致します」