スーパーGTの公式テストが17日〜18日の予定でツインリンクもてぎで開幕し、1日目は赤旗が多く出る展開となったが、DENSO KOBELCO SC430がトップタイムをマークし初日を終えた。
10月27日〜28日に開催されるスーパーGT今季最終戦ツインリンクもてぎを控えて開催された今回の公式テスト。もてぎでのタイヤ選定やウエイトを降ろした状態でのコンディションを確認する機会とあり、各チームドライでのテストを望む公式テストとなったが、その願いが通じたか、初日はドライでのセッションとなった。
ただ、午前中から各陣営にトラブルが相次ぐ。ウイダーHSV-010やMOTUL AUTECH GT-Rにエンジントラブルが発生し、エンジン交換を強いられることに。また、午後にはENEOS SUSTINA SC430がプロペラシャフトを破損。また、Keeper KRAFT SC430にはアクチュエーターのトラブルが発生した。
また、RAYBRIG HSV-010が90度コーナーでコースオフするなど、トラブルやアクシデントによるストップ車両の回収のため、1日で6回の赤旗が提示されることに。そのため、16時50分までセッションが延長されることとなった。
そんな中、午前のトップタイムはZENT CERUMO SC430、午後はDENSO KOBELCO SC430とSC430勢がトップタイムをマーク。午前のZENTのタイムが総合トップタイムとなった。トップから12台までが非常に僅差となっており、最終戦の激戦を予想させるテスト初日となった。
GT300クラスは、第6戦富士を制したHANKOOK PORSCHEがこのもてぎテストでもトップタイムをマーク。GSR初音ミクBMWが2番手、S Road NDDP GT-Rが3番手につけた。なお、今回のテストはマネパ ランボルギーニGT3に、GT500での優勝経験もある細川慎弥が乗り込むことに。「この2年間シートの話しもお断りさせて頂いて、もうレースを止めたと思っていた。だけど、やっぱり自分にはレースしかないと思い始めたところで話を頂いた」という細川。その心変わりのタイミングで、JLOCの則竹功雄代表の誘われ今回のテストに参加。来季を見据えたテスト参加となったようだ。
