27日、富士スピードウェイでGT500クラスが5台、GT300クラスが7台と、合計12台のマシンが参加し、2日間に渡るタイヤテストがスタートした。
27日〜28日と行われる予定のこの富士タイヤテスト。今回参加したのは、GT500クラスはミシュランタイヤを装着するMOTUL AUTECH GT-R、ウイダー モデューロ HSV-010、ヨコハマタイヤを装着するD'station ADVAN GT-R、WedsSport ADVAN SC430、ダンロップタイヤを装着するEpson HSV-010という5台。
一方、GT300クラスはENDLESS TAISAN PORSCHE、エヴァRT初号機アップルMP4-12C、GSR初音ミクBMW、GAINER DIXCEL SLS、Panasonic apr PRIUS GTというすでに岡山公式テストでも周回を重ねた5台に加え、今回が初走行となるGAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS、OKINAWA-IMP SLSという2台のメルセデスベンツSLS AMG GT3が姿をみせた。
GT500クラスの車両の中では、ニッサンGT-R勢が昨年使用されたものと同様の富士向けローダウンフォース仕様のエアロを装着。ただ、23号車MOTUL AUTECH GT-Rのみ、これまで開いていなかったグリル部分が開口部になっていたのが興味深いところ。
また、2台が参加したホンダHSV-010は、岡山公式テストでは4種類のエキゾースト出口がトライされていたが、この日はウイダー モデューロ HSV-010は岡山同様のリヤ1本出し。一方、Epson HSV-010は岡山でKEIHIN HSV-010が使用していた形状のものを使用した。
この日の富士は朝から雨模様で、午前のセッションはウエットに。セッション終盤、ウイダー モデューロ HSV-010がトラブルでストップする場面もみられ、ウイダーは午後も満足なタイムを残せていない。午前のトップタイムはEpson HSV-010だった。
午後は路面が乾く傾向となったが、霧が立ちこめ視界が悪い状態に。そんな中、午後の走行開始直後にエヴァRT初号機アップルMP4-12Cがエンジントラブルに見舞われることになった。
そんな午後のセッションでは、D'station ADVAN GT-Rが1分32秒590でトップタイムをマーク。WedsSport ADVAN SC430が続き、ヨコハマ勢がワンツー。GT300クラスの車両は、王者ENDLESS TAISAN PORSCHEが午前、午後ともトップとなった。