スーパーGT第6戦SUGO戦(9月19-20日、スポーツランドSUGO)で、PETRONAS TOM'S RC Fにペナルティが課されることが大会審査委員会より通知された。今季、4基目のエンジンを投入したことにより、決勝レーススタート後に10秒ストップペナルティを受けることになった。
PETRONASは開幕戦の岡山をエンジンの電装系トラブルでリタイアしており、2戦目の富士で2基目のエンジンを投入。年間3基のエンジン使用規定のなかで、ライバルチームよりも1基多い状態でシーズンを戦っていた。
開幕戦でエンジンを交換したため、チームは残り7戦を2基のエンジンで走行するのは不可能と判断。このSUGOのタイミングに合わせて、4基目のエンジン投入を計画していた模様で、前戦の鈴鹿で優勝してウエイトハンデが厳しくなったこと、残り2戦はウエイトハンデ係数が低くなることなどを考慮して、このSUGOでの交換を決定した。
PETRONASは現在、ドライバーズランキングで3位につけており、今シーズンのチャンピオン獲得の有力候補のひとつ。このSUGOでは後方からの追い上げとなるが、事前のSUGOテストでは好調で連日トップ3以内に入っていただけに、決勝でどこまで順位を上げられるかが見どころとなる。