スーパーGTの公式合同テストは2日目午後のセッションが行われ、GT500クラスはウイダーHSV-010がトップタイムをマーク。GT300クラスはエンドレスTAISAN PORSCHEがトップタイムとなった。
朝の雨は午前のうちになくなり、曇天ながらドライコンディションで迎えた2日目午後のセッション。今回は岡山国際サーキットのファン感謝デーも兼ねており、バスがコース内に入ってのサーキットサファリからスタート。その後、シーズン中にセーフティカーが導入された場合を想定して、SCランの練習が行われた。
GT500クラスは、午後はほとんどがロングランを実施。開幕戦に備えたシミュレーションを行った。そんな中、14時48分には今季ハイブリッドシステムを搭載して参戦するaprプリウスGTがストップ。マシンから白煙が上がったため、赤旗中断となった。
セッションは10分近くで再開され、終盤に向け各車アタックの準備に。しかし、そんな中岡山には再び雨が降り始め、路面はウエットに転じてしまう。その状況で、今回ひとりでテストを担当していた中嶋一貴駆るPETRONAS TOM'S SC430がアトウッドでコースオフ。再び赤旗中断となってしまった。
その後セッションは再開されたものの、濡れた路面にZENT CERUMO SC430がコースインしたのみで、そのまま終了。GT500クラスはウイダーHSV-010がトップタイム。この2日間のセッションで初めてニッサンGT-R以外の車両がトップとなった。
2番手にはカルソニックIMPUL GT-R、3番手にはZENT CERUMO SC430という結果に。次いでENEOS SUSTINA SC430、RAYBRIG HSV-010というトップ5となった。
GT300クラスは、エンドレスTAISAN PORSCHEがトップタイムをマーク。GSR初音ミクBMW、S Road NDDP GT-Rというトップ3となった。ART TASTE PORSCHE、ZENT Audi R8 LMSとFIA GT3車両がトップ5を占めることとなり、JAF-GT車最上位はARTA Garaiyaの6番手となった。