スーパーGT第2戦富士は決勝日を迎え、朝のフリー走行が行われた。ウエット路面から少しずつ乾いていく状況の中、GT500クラスではS Road REITO MOLA GT-Rがトップタイムをマーク。DENSO KOBELCO SC430が続きミシュラン勢がワンツーとなった。

 前日の雨は止んだものの、曇天模様でコース上は水が残り、ウエットコンディションで迎えたスーパーGT第2戦富士の決勝日。朝8時30分からのフリー走行では、ウエットタイヤを装着しながらの走行に。ただ、午後にはドライになることが予想されるため、各陣営ではなるべくこの状況下でスリックを装着しておきたいところ。

 前日に比べ水量はかなり少ないため、タイムはかなり上がっているものの、まだスリッピーなコンディションとなっており、序盤はMOTUL AUTECH GT-Rなどが軽くコースアウトするシーンも。しかし大きなクラッシュにはならず、各車決勝に向けてセットアップを重ねるべく周回を重ねた。

 終盤、残り10分を過ぎた頃に、かなり路面が乾いてきたこともあってかスリックタイヤを装着するチームが続出。ただタイムとしてはウエットの方が出る状況で、かつ路面温度も低い状況のためなかなかタイム更新はならず。チェッカー間際に、S Road REITO MOLA GT-Rの柳田真孝がスリックで全体のベストを更新したものの、他のマシンはウエットのタイムを更新することができなかった。

 決勝は長丁場の500kmということもあり、少しでもスリックでのデータが欲しいところ。各チームではフリー走行後のサーキットサファリの時間も十分に使って決勝に向けたセットアップを続けることとなった。

 GT500クラスでは、前述のS Road REITO MOLA GT-Rがトップタイム。2番手にDENSO KOBELCO SC430が続き、ミシュラン勢がワンツー。フロントロウ予選2番手のENEOS SUSTINA SC430が3番手となった。

 GT300クラスでは、今回がデビュー戦のtriple a Vantage GT3がトップタイムをマーク。ART TASTE PORSCHE、GSR初音ミクBMWと続いた。前日スーパーラップのタイムが抹消となったS Road NDDP GT-Rが4番手。昨日の公式練習でクラッシュし、予選を走ることができなかったGSR ProjectMirai BMWは9番手でこのセッションを終えている。

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