スーパーGT公式合同テストは16日、岡山国際サーキットで2日目午前のセッションが行われ、カルソニックIMPUL GT-Rが前日午後に続きトップタイムをマークした。2番手にはENEOS SUSTINA RC F、3番手にはKeePer TOM'S RC Fが続いている。
前日に引き続き晴天の下で迎えた岡山国際サーキットでの公式テスト。この日も朝から多くのファンがサーキットを訪れ賑わいをみせる中、午前9時から走行開始。ただし、この日は走行開始直後から特殊なスタイルを採用するスーパーGTのセーフティカー導入訓練が行われ、SC先導により周回を重ねた後、そのままテストセッションがスタートした。
序盤からニッサンGT-R勢、レクサスRC F勢は、従来のレコードタイムに近い1分21秒台に入れていくマシンが多く、前日に続き今季のGT500車両の速さをみせつけていく。一方で、前日午前のトップタイムだったDENSO KOBELCO RC F、PETRONAS TOM'S RC Fの2台は長い時間をピットで過ごすことに。PETRONASは午前の終了間際にコースインを果たし、平川亮も前日に続き乗り込んだが、DENSO KOBELCOは午前は8周の周回に留まっている。
セッションは途中、10時30分頃にMOTUL AUTECH GT-Rがコースアウトしストップしたため、一度赤旗提示。その後は順調に推移したが、チェッカー2分前というところでGT300クラスのDIJON Racing GT-Rがコースアウトしストップしたため、その時点で赤旗のまま終了となった。
最終的に午前のトップタイムはカルソニックIMPUL GT-Rに。レクサスRC F勢が2〜3番手に続き、MOTUL AUTECH GT-Rが4番手。5番手には前年王者のZENT CERUMO RC Fとなった。
GT300クラスは、ARTA CR-Z GTがこのセッションのトップタイムをマーク。GAINER DIXCEL SLSが2番手に続き、好調をキープするAudi R8 LMS ultraが3番手に続いた。