スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイションは2日、2012年のシリーズエントリーリストを発表した。GT500クラスは15台、GT300クラスは30台と、多くのエントリーを集めることになった。
今季はGT300クラスでJAF-GTマシンの性能をFIA-GT3マシン並みに引き上げることになるため、GT500クラスふくめスピードアップが図られるスーパーGT。GT300では多くのチームがFIA-GT3マシンを導入し、“スーパースポーツの競演”といったエントリーになった。
GT500クラスはすでにニッサン、レクサス、ホンダの3メーカーからチームとドライバーが発表されているが、GT300クラスは噂に上がっていたチームの全貌がこのリストで多くが明かされている。
今季フェラーリ458 GT3を投入するTEAM MACHは、玉中哲二/植田正幸のコンビに。また、昨年ランキング2位のGAINERはアウディR8 LMSウルトラを投入するが、10号車も年間エントリーに掲載されている。
また、これまでMR-Sやカローラなどトヨタ車のJAF-GTマシンを投入してきたaprが、アウディR8 LMSウルトラを投入。岩崎祐貴がドライバーに登録されている。48号車には、昨年のKTRのエントリーとは異なる形で、DIJON Racingがエントリー。高森博士/密山祥吾のコンビが明らかにされた。
さらに、注目はGT復帰となる竹内浩典と、黒澤治樹がドライブするメルセデスベンツSLS AMG GT3だ。こちらはシフトがメンテナンスを行う様子で、カラーリング等は来週発表会が行われることになっている。
昨年末に、ポルシェ911 GT3Rを峰尾恭輔/横溝直輝のコンビで走らせると発表していたTeam TAISAN ENDLESSは、予定していたゼッケン3から911に変更された。なお、昨年出場していたチームでリストに見当たらないのは、サンダーアジアやディレクション・レーシングといったところ。こちらの動向も気になるところだ。
このエントリーリストの台数がそのまま開幕戦のエントリーとなる訳ではなく、TBNも多いことからまだまだ開幕戦まで変動はありそうだが、注目のマシンも多く、開幕まで期待が高まるところだ。