スーパーGT第4戦SUGOは28日、予選日の公式練習で幕を開け、2時間の走行の中ENEOS SUSTINA SC430がトップタイムをマーク。PETRONAS TOM'S SC430が続き、SC430勢がトップ2を占めた。GT300クラスはHANKOOK PORSCHEがトップに立っている。
午前8時15分という早朝からのセッションながら、気温33度、路面温度39度と非常に暑い中で迎えた予選日の公式練習。セッション開始から一斉に各車がコースイン。やや遅れて、今回デビュー戦の無限CR-Z GTもコースインを果たした。なお、今回無限CR-Z GTは武藤英紀が昨年のペナルティポイント累積のため走行することができず、中嶋大祐がステアリングを握っている。
非常に気温が高いこともあり、各タイヤメーカーのポテンシャル等にも注目が集まる公式練習となったが、開始15分ほどというところでR'Qs Vemac 350RがS字でストップ。この回収のために赤旗が提示された。
セッションは8時38分に再開。各チームが周回を重ねていくことに。序盤は無限CR-Z GT、WedsSport ADVAN SC430のスピンがあり、さらに中盤にはMOTUL AUTECH GT-Rのスピン、またエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電の左リヤタイヤのバーストなどがあったが、マシンを大きく破損するようなアクシデントは発生せず。
セッション開始から1時間20分というところでは、最終コーナーの登りセクションでRUNUP CORVETTEがストップ。コース上での停止となっていたため赤旗が提示されることとなったが、直後自力でマシンは動き始めたためセッションはすぐに再開された。
終盤の30分間はGT300クラス、GT500クラスの専有走行がそれぞれ15分ずつ行われたが、GT300クラスは中盤にベストをマークしたHANKOOK PORSCHEが公式練習のトップに立つことに。2番手にはエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電、そして3番手にはS Road NDDP GT-Rというトップ3となった。昨年のSUGO戦ウイナーで今季初登場となったTeam SGC IS350は17番手。無限CR-Z GTは15番手で最初のセッションを終えている。
一方、GT500クラスは昨年ウイナーのS Road REITO MOLA GT-Rが序盤からトップに立っており、DENSO KOBELCO SC430も3番手につけミシュラン勢が好調ぶりをアピールしていたが、GT500専有走行の時間帯でENEOS SUSTINA SC430がタイムアップ。トップに躍り出た。
2番手にはPETRONAS TOM'S SC430がつけ、S Road REITO MOLA GT-Rは最終的に3番手。MOTUL AUTECH GT-Rが4番手、ランキング2位のRAYBRIG HSV-010が5番手につけた。
