スーパーGT第5戦インターナショナル ポッカ1000kmは18日、決勝日を迎え朝のフリー走行が行われた。30分の走行ではKEIHIN HSV-010がベストタイムをマーク。GT300クラスはポールシッターのSUBARU BRZ R&D SPORTがベストとなった。
いよいよ決勝日を迎えたスーパーGT第5戦インターナショナル ポッカサッポロ1000km。予選日には25000人ものファンが訪れた鈴鹿サーキットには、この日も朝から多くのファンが訪れた。そんな中、午前8時30分からスタートした朝のフリー走行では、各チーム長丁場の決勝に向けたロングランを中心にメニューをこなした。
迎えたフリー走行だが、セッション開始直前に海側から小雨が舞ったため、ウエット宣言が出された。とは言えコースを濡らすほどではなく、各車スリックタイヤを装着してコースイン。ドライバー交代を繰り返した。
大きなアクシデントはなく推移した朝のフリー走行だが、開始13分頃に、GT300クラスの予選3番手を獲得した好調Exe Aston Martinが、左フロントタイヤにトラブルを抱えスローダウン。グリーンにマシンを止めてしまっている。また、Panasonic apr PRIUS GT、MUGEN CR-Z GTといったところがピットで長い作業を強いられている。
GT500クラスのベストタイムをマークしたのはKEIHIN HSV-010。ポールシッターのMOTUL AUTECH GT-Rが2番手、昨年のこのレースで表彰台を獲得しているD'station ADVAN GT-Rが3番手につけている。各チームのラップタイムは1分55秒から58秒と言ったところか。
GT300クラスは、ポールポジションのSUBARU BRZ R&D SPORTが、ピットイン直前に佐々木孝太が2分2秒779というベストタイムをマーク。決勝ペースでも好調ぶりをアピールした。上位のタイムを見ると、決勝でBRZに続きそうなのはニッサンGT-RニスモGT3、メルセデスベンツSLS AMG GT3勢といったところ。
セッション終盤には雲が減り、真夏の強い日射しがサーキットに降り注ぐことに。決勝スタート時の気温は33度近くなることが予想されており、酷暑の中での耐久レースとなりそうだ。