スーパーGT第6戦ポッカGTサマースペシャルは22日、決勝レースがスタートし、ARTA HSV-010が序盤をリード。変則ピットのEPSON HSV-010と、通常のルーティンをこなすRAYBRIG HSV-010がトップを争う展開となっている。

 快晴の下迎えたスーパーGT第6戦ポッカGTサマースペシャルの決勝レース。心配されたGT300クラスポールポジションのCINE CITTA'タイサンポルシェは無事グリッドにつき、36台が決勝スタートに向けフォーメーションラップに向かっていった。

 迎えたスタートでは、ポールのARTA HSV-010がうまく集団をコントロールしてスタートを決め、トップで1コーナーへ。グリッド最後尾スタートとなったウィダーHSV-010が順位を上げた他は、GT500、GT300とも耐久レースらしい落ち着いた1周目となった。

 序盤はトップのARTAにMOTUL AUTECH GT-Rが続いていくが、3番手のRAYBRIG HSV-010がMOTUL GT-Rを猛追。その間にARTA HSV-010が一気に逃げを打つが、ラップダウンが出始めた9周目のスプーンでNAC衛生コムLMP Ferrariがスピン、後方が混乱するうちにGT300車両とARTA HSV-010は接触。ARTAはリヤを破損。このツケは後で効くことになってしまうが、しばらくはARTAがトップを快走。10周目にMOTULをかわしたRAYBRIGにも大きく差をつけ序盤を引っ張った。

 GT500クラスの中で、真っ先にピットに入ってきたのはMOTULの背後まで追い上げてきていた4番手EPSON HSV-010。18周目にピットに入り、道上龍から中山友貴に交代。次いでピットに入ったのはトップのARTA HSV-010だったが、先述のクラッシュによるパーツを剥がすための作業に手間取ってしまい後退を喫してしまう。

 これでトップにはRAYBRIG HSV-010が浮上し、GT500陣営の各車が27周目〜30周目程度で1回目のルーティンストップを行っていく。しかし、上位陣がルーティンを終えてみると、トップに立っていたのは早めに作業を行っていたEPSON HSV-010! RAYBRIG、MOTULが続き、ピットでの遅れをハイペースで挽回するARTAというトップ4となった。

 変則的なタイミングでピットに向かったEPSON HSV-010が2回目のルーティンを終えると、再びトップにはRAYBRIGが浮上。MOTUL AUTECH GT-RにはARTA HSV-010が接近したが、バトルになる直前にMOTULが周回遅れと接触しスピン! ARTAは労せず2番手を取り戻した。

 レースはRAYBRIGがトップのまま後半戦に突入。変則ピットでハイペースをキープするEPSONの動向にも注目が集まるところだ。

 GT300クラスはCINE CITTA'タイサンポルシェがレースをリードするも、2番手を走っていたCOROLLA Axio apr GTが逆転。タイサンポルシェには、一気にポジションを上げてきたZENT Porsche RSRが襲いかかるが、2台は16周目に接触! 両者ダメージを負ってしまい後退。これでトップにはCOROLLA Axio apr GT、そして2番手には後方から追い上げてきたR&D SPORT LEGACY B4というオーダーとなった。

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