今季の実質上の開幕戦にあたるスーパーGT第2戦富士は30日、予選日朝の練習走行で開幕し、GT500クラスは今季ステップアップを果たしたS Road MOLA GT-Rがトップタイムをマーク。GT300クラスはPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリがトップとなった。

 この日も快晴に恵まれた富士スピードウェイ。前日から多くのファンがゲート前に行列をなし、コースオープンを待ちわびる中、午前9時10分からスーパーGT予選日の公式練習がスタートした。このセッションは1時間45分というセッションとなるため、各陣営で予選、決勝に向けたセットアップの確認を行う事になる。

 開始からしばらくして、トップタイムをマークしてきたのは伊沢拓也がドライブするRAYBRIG HSV-010。しかし、それを上回ってきたのはミシュランタイヤを装着するS Road MOLA GT-R。序盤はHSV-010勢、GT-R勢が上位を占めることとなった。

 そんな中、開始から17分を過ぎたあたりで、MOTUL AUTECH GT-Rのリヤハッチ部分が吹き飛んでしまい、ハッチの部分がリヤウイングに引っかかったまま走行してしまうシーンも。MOTUL AUTECH GT-Rはそのままピットに戻り大きなダメージはなかった。

 直後の開始30分ごろ、ARTA Garaiyaの左フロントタイヤが外れてしまい、ARTA Garaiyaは13コーナー手前でストップ。タイヤはダンロップコーナーまで転がってしまい、この回収のためにセッションは赤旗中断。セッション延長はないまま再開されることとなった。

 セッション再開後、各陣営ではロングランを行うなどベストタイムの変動は見えず。終盤、数チームが予選シミュレーションを行うが、トラフィックもありベストタイムの更新はならず。結局、今季GT500デビューとなるS Road MOLA GT-Rが午前の練習走行でトップタイムをマーク。RAYBRIG HSV-010、ウイダーHSV-010とHSV勢が続いた。SC430勢の最上位は7番手のZENT CERUMO SC430となっている。

 GT300クラスは、山内英輝のドライブでPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリがこの練習走行のベストタイムをマーク。2番手には前日の習熟走行1回目でトップだったHANKOOK PORSCHE、3番手には前日の燃料系のトラブルから回復した初音ミク グッドスマイル BMWとなった。

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