2月23日から鈴鹿サーキットでスタートしたスーパーGTのテストは24日、2日目のセッションが行われた。この日は朝から雨模様となり、参加した3メーカー9台のマシンはほとんどの時間でウエットタイヤを装着して走行している。
前日から2日間の予定でスタートした今回の鈴鹿テスト。前日と同様ホンダHSV-010が5台、レクサスSC430が3台、ニッサンGT-Rが1台という9台が2日目のセッションに臨んだが、朝から弱い雨が降り、路面はウエットコンディションに。セッション開始時間にはほぼ雨は上がり薄曇りとなったものの、各車ウエットタイヤでコースインした。
9時30分にスタートした午前は各車しばらく深溝タイヤで走行していたものの、少しずつコース上の水量が減り浅溝を装着するマシンも増えてきた様子。前日に続きタイムは非公開となったものの、浅溝へコンディションが変わる中ではダンロップタイヤを装着した32号車HSV-010が速さを披露し、午前中のトップタイムとなったようだ。なお、午前の開始1時間ごろに36号車SC430をドライブする中嶋一貴がヘアピンでコースアウトするも、自走で戻っている。
午後は14時30分スタートの予定が10分押しでスタート。ハーフウエットでセッションは進み、各車淡々とメニューをこなすセッションとなったが、終盤、路面がかなり乾いてきていたため、ラップタイムも2分を切り、スリックタイヤを使用するチームも。
しかし、終了10分前というところのダンロップコーナーで、スリックを装着し中山友貴がドライブしていた32号車HSV-010がクラッシュ。マシンは進行方向から逆を向く形でスポンジバリアに乗り上げており赤旗が提示された。中山は歩いてマシンから降りており無事だったが、マシンはローダーに乗せられ回収されてしまうことに。
午後のセッションは赤旗中断後再開されたが、38号車SC430がアウト/インラップをこなしたのみでそのままセッション終了となった。