スーパーGTの今季第5戦、第42回インターナショナル ポッカサッポロ1000kmは17日、鈴鹿サーキットで公式練習が行われ、GT500クラスはREITO MOLA GT-Rがトップタイムをマーク。ZENT CERUMO SC430、ウイダー モデューロ HSV-010と3メーカーのマシンがトップ3を分け合っている。

 快晴の下迎えた真夏の祭典、スーパーGT第5戦インターナショナル ポッカサッポロ1000kmの予選。朝から多くのファンが詰めかけ賑わいをみせる中、午前9時20分から2時間の公式練習がスタートした。各車コースインを開始しメニューをこなし始めるが、10分ほどのところでDIJON Racing IS GT-RがS字でコースアウト。グラベルに埋まってしまったため赤旗が提示された。

 その後も酷暑の中、D'station ADVAN GT-RやExe Aston Martin、ウイダー モデューロ HSV-010などのコースアウト、スピンもあったものの、赤旗中断もなくセッションは推移。とは言え、終盤に向けても多くのマシンがコースアウトを喫したほか、トラブルが発生したマシンも多く、マシンにも厳しいレースになることが予想された。耐久レースということもあるのか、予選に向けたアタックシミュレーションを行うチームがなかなか現れず、終盤まで大きなタイムの変動は見られなかった。

 GT300クラスは、今回JAF-GT規定車両に性能調整が加えられそのパフォーマンスに注目が集まったが、SUBARU BRZ R&D SPORTが2分1秒815というタイムでこのセッションのトップにつけた。ただ、調整前の公式テストからは2秒近く遅いタイムとなっている。

 GT300クラスの2番手にはLEON SLSが、3番手にはマネパ ランボルギーニ GT3が続き、4番手には終盤の占有走行でタイムを上げたOKINAWA-IMP SLSがつけた。5番手にはExe Aston Martinがつけ、好調ぶりをみせている。なお、このセッションでは第3ドライバーも多くが搭乗。今回のセッションでルーキーテストを受けているGSR初音ミクBMWのヨルグ・ミューラーも、セッション中盤にドライブをこなしている。

 GT500クラスでは、終盤までZENT CERUMO SC430がトップにつけていたが、チェッカー間際の占有走行の時間帯で、関口雄飛がドライブしたREITO MOLA GT-Rがタイムアップ。1分52秒622というタイムでこのセッションのトップにつけた。2番手にZENT CERUMO SC430、3番手には占有走行でタイムアップしたウイダー モデューロ HSV-010となっている。

 この後14時からノックアウト予選の公式予選が行われ、18時45分からは明日の決勝に向け前夜祭が行われる予定だ。

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