スーパーGT第5戦インターナショナル ポッカサッポロ1000kmは18日、173周の決勝レースの火ぶたが切られた。レースはすでに半分が経過しているが、GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTが圧倒的なスピードでレースをリードしている。

 スタート後の1周目、中団グループでは順位の変動があったものの、ポールポジションスタートのSUBARU BRZ R&D SPORTは1周目から3秒以上のギャップを築き、2周目にはその差を8秒に拡大。圧倒的なペースでマージンを築き始めた。その後方では、S Road NDDP GT-Rを先頭にFIA-GT3車両がひしめき、玄人好みの激しい展開となった。

 そんな中、トップのBRZは28周を終えピットへ。佐々木孝太から井口卓人に交代。1分のストップタイムでピットアウトしていく。一方のGT3勢は長い車両で33周あたりまでストップを引っ張る車両も見られた。

 1回目のストップを終えてみると、トップはBRZで変わらずも、2番手には1回目のストップを早めに行い、片岡龍也からBMWワークスドライバーのヨルグ・ミューラーに交代したGSR初音ミクBMWが浮上。ミューラーは快調なペースを披露し、初めてのスーパーGTながら素晴らしい活躍を披露した。

 序盤から中団ではタイヤバーストやトラブルなども数多く発生、サバイバル戦の様相を呈してきたスーパーGT第5戦鈴鹿。GSR初音ミクBMWの後方にはLEON SLSがつけていたものの、ヘアピンでスピンしポジションを落とした。

 そんな中、迎えた総合の67周目、バックストレートでGT300クラスのクリスタルクロコ ランボルギーニ GT3の左リヤタイヤがバースト。大きくカウルが破損し出火してしまった。ドライブしていた細川慎弥は冷静にファイアステーションの前にマシンを止めたため大事には至らなかったが、コース上にパーツが飛散したほか、オイルラインができたためセーフティカーが出動した。

 このセーフティカーのタイミングをめぐり、GT300クラスでは8台近くのマシンが90秒のペナルティストップを課せられてしまう。それまで好走をみせていたS Road NDDP GT-Rやラ・セーヌ ランボルギーニ GT3、NAC攻殻機動隊ARISE DR PORSCHE、グリーンテック SLS AMG GT3など多くのマシンがペナルティの対象になってしまった。

 そんな混乱の中、トップのSUBARU BRZ R&D SPORTは盤石のリードをキープ。2番手に1分以上の差をつけリードを守っている。一方、その後方ではOKINAWA-IMP SLSやLEON SLS、マネパ ランボルギーニ GT3といったマシンが大接戦を展開。ピットインタイミングが異なるGSR初音ミクBMWも上位をうかがうレースを展開している。

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2025年 / スーパーGT
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