GTアソシエイションとJAF日本自動車連盟は18日、2012年のスーパーGTのカレンダーの改訂版を発表した。第6戦富士と第7戦オートポリス、さらにJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPの日程も変更されたほか、レース距離が変更されたレースも出ている。
2012年のカレンダーについては、すでに昨年10月に明らかにされていたが、12月にFIAからWEC世界耐久選手権のカレンダーが明らかにされた際、第7戦オートポリスと富士スピードウェイで予定されているWEC IN JAPANのスケジュールが重なっていたため、GTアソシエイションと各サーキットなどの間で調整が進められていた。
18日に明らかにされた新しいカレンダーでは、オートポリス戦が2週間早められ9月30日決勝というスケジュールに変更されたほか、オートポリス戦とのインターバルを確保するため、第6戦富士も1週間早められ、9月8日決勝というスケジュールになっている。
また、11月のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPについては、初開催時から2年連続で富士スピードウェイ近くの太平洋クラブ御殿場コースで、ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズが開催されており、宿泊施設確保が困難になるなどの状況があり、日程重複を避け1週間繰り延べるスケジュールが組まれた。
一方でファンにとって嬉しい内容としては、第2戦富士と第6戦鈴鹿のレース距離が変更になったことだ。第2戦富士がこれまでの300kmから500kmに、そして第6戦鈴鹿が伝統の1000kmに戻ることとなった。これらのレースは2009年以来それぞれ距離が短縮されていたが、4年ぶりに長距離レースに。第3ドライバーの起用など、耐久の要素が復活することになり、注目したいところだ。
なお、これらの変更を踏まえ、JAFホームページ(http://www.jaf.or.jp/)ではスーパーGTカレンダーやWEC IN JAPANのスケジュールを踏まえた2012年FIA国際スポーツカレンダーが発表されている。
