今季、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)に参戦を表明したSRTバイパーGTS-Rが、8月2日〜4日に開催されるALMS第6戦でデビューを果たす。

 クライスラーのブランドのひとつ、ダッジが誇るスポーツカーであるバイパーは、1996年からル・マン24時間をはじめとしたスポーツカーレースにダッジ・バイパーGTS-Rとして参戦。ALMSやル・マン24時間、さらにデイトナやスパでも勝利を挙げ、1990年代のGT1マシンの代表格と言える存在だった。

 4月に、クライスラーのハイパフォーマンスブランドであるSRT(ストリート・アンド・レーシング・テクノロジー)がSRTバイパーGTS-Rとしてル・マンのLM-GTEクラス用の車両を製作、今季のALMSに参戦すると明らかにされていたが、そのデビュー戦が8月2日に開幕するミドオハイオ戦となり、2台体制で登場することが明らかにされた。

 それに合わせて、2台のカラーリングも公開。シルバーをベースとして、91号車はゲームのFORZA Motorsportsが、もう1台の93号車はペンゾイルがタイトルスポンサーを務めることになった。ドライバーラインナップはドミニク・ファーンバッハー、マルク・グーセンス、クノ・ウィットマー、そしてライアン・ハンター-レイという4人がアナウンスされているが、このミドオハイオ戦はインディカー・シリーズと併催となっており、ハンター-レイがどうエントリーするのかはまだ明らかにされていない。

「ALMSというワールドクラスのイベントにバイパーが復活することになり、本当に興奮しているよ。新しいSRTバイパーGTS-Rはレーストラックで再び生まれることになる」と語るのは、SRTブランドのCEOを務めるクライスラー・グループのラルフ・ジル。

 ALMSのGTクラスは、世界のル・マン規定のレースの中でも最大の激戦区とも言われており、BMW M3 GT、シボレー・コルベットC6 ZR-1、ポルシェ997GT3R、フェラーリ458、ロータス・エヴォーラといったマシンが参戦している。この中でバイパーがどういった戦いをみせるか楽しみなところだ。

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