スーパーGT300クラスに参戦するBMW Sports Trophy Team StudieとBMWジャパンは8日、8月30日〜31日に鈴鹿サーキットで開催されるスーパーGT第6戦第43回インターナショナル鈴鹿1000kmで、第3ドライバーとしてアウグスト・ファーフスを起用すると発表した。
今季、BMW Z4 GT3でスーパーGTに参戦を開始したBMW Sports Trophy Team Studieは、アルピンホワイトにMストライプを施したカラーリングをはじめ技術的なサポート、BMWワークスドライバーであるヨルグ・ミューラーの起用等BMWジャパンからの包括的なサポートを受ける強力な体制で戦っており、第1戦岡山でいきなり2位表彰台を獲得するなど、現在ランキング4位につけている。
そんなBMW Sports Trophy Team Studieは、今季ル・マン24時間ウイナーの荒聖治とヨルグ・ミューラーという強力なコンビとなっているが、第6戦鈴鹿1000kmでさらなる超強力な“助っ人”を起用することになった。BMWワークスドライバーのひとりで、今季DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するファーフスがスーパーGTにデビューすることになったのだ。
ブラジル出身のファーフスは、フォーミュラを経て2005年からWTCC世界ツーリングカー選手権に参戦を開始。その頃からBMWの厚い信頼を受ける活躍をみせており、2012年からはBMWとともにDTMに参戦を開始。元F1ドライバーが多く名を連ねるDTMにおいて初年度にルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得、2013年はランキング2位と、まさにBMWワークスドライバーの中でもトップクラスのひとりと言える。
一方でファーフスは、ニュルブルクリンク24時間などGT3カーを使って行われるレースにも多く参戦しており、今回ドライブするBMW Z4 GT3の経験も豊富。ル・マン24時間でもBMW M3 GT2で参戦しているため、クラス違いの車両がいるレースにも慣れている。荒/ミューラー/ファーフスというトリオは、スーパーGT300クラスでも屈指のラインナップになりそうだ。
BMWジャパンでは、「日本のモータースポーツ界におけるBMWブランドの存在感、価値をより一層高めていくため、そして、モータースポーツをこれまで以上にBMW市販モデルのマーケティング活動に活用していくため」に今季BMW Sports Trophy Team Studieをサポートしているが、特別限定車『BMW Z4 sDrive 20i GT Spirit』の発売に加え今回のファーフス起用の発表など、積極的に話題を提供してきている。
なお、BMW Z4 sDrive 20i GT Spiritは7月8日(火)から27日(日)まで東京駅そばのBMW Group Studioに展示中。8日(火)から13日(月)までは、ファーフスがドライブする予定のStudie BMW Z4も同時に展示される予定なので、お近くの方はぜひお立ち寄りを。