2014オートバックスSUPER GT 第3戦 AUTOPOLIS
メカニカルトラブルにより最後尾からスタート、15位完走に終わる

2014年5月31日(土)予選(天候:晴れ コースコンディション:ドライ)
2014年6月1日(日)決勝(天候:晴れ コースコンディション:ドライ)
場所:オートポリス(大分県日田市/全長4.674km)

ミッショントラブルの解消に時間を費やし予選に出走ならず

 オートポリスでの開催は2005年以降、常に10月。2014年は5月31日、6月1日の開催となり、阿蘇の力強い新緑を抜けてサーキットに向かうのは、多くのエントラントや来場者にとって新鮮な光景に映った。標高が高いにもかかわらず気温は上昇。路温は40度以上を記録することに。

 5月31日の公式練習。ここでのテーマはクルマのセッティングを煮詰めること。特に前後の車高バランスとリアウイングの角度決めに注力。そして、このサーキットを走るのは初めてとなるヨルグ・ミューラー選手の習熟にある。前日の金曜には、BMW製Cruise Bikeで完熟走行も行っている。

 最初に荒 聖治選手がNo.7 Studie BMW Z4に乗り込み、好感触を掴む。すぐにピットインしてドライバーチェンジ。そのアウトラップでヨルグ・ミューラー選手はコースアウトしてしまうものの、ピットインでラジエターの砂を吐き出させ、すぐにコース復帰。周回を重ねることを最優先する。ウォームアップ走行でラップタイムは1分48秒台に乗る。ところが走行中にメカニカルトラブルが発生して停止。No.7 Studie BMW Z4は牽引されて帰還した。

 トラブルはミッションのシフトチェンジが正常に働かないこと。予選に間に合うよう総員でトラブルフーティングにあたる。ECUの信号を疑うところから始まり、パーツの交換も試みる。予選Q1を担当することに決まった荒 聖治選手は、いつでも走り出せるように、ヘルメットを被ったまま待機。しかし無情にも予選Q1終了時間に。No.7 Studie BMW Z4は予選を出走せず、最後尾からのスタートが決定した。その後、ミッションを下して復旧を試みるが難航。翌日の決勝レースには何としても間に合わせなければならない。そして夜8時頃、ECUのプログラムを書き直すことでトラブルは解消。決勝レースへ晴れて出走できる見通しが立った。

16周目に13番手にまで登るもドライブスルーペナルティを受ける

 6月1日快晴。トラブルは解消していたものの、実際にはまだ走行できていない。ウォームアップ走行を無事に走り、ようやくチームに安堵の色が広がった。最後尾からではあるものの、これで決勝レースを走ることができる。最終コーナーの出口に近い、最後尾となるグリッドには、くまモンが応援にかけつけてグリッドガールの代役を務めた。くまモンの来場は、2013年にSteiffが限定1500体で発売したテディベア くまモンのコラボレーションに端を発している[1]。

 スタートドライバーはヨルグ・ミューラー選手。24台中24番手の位置から決勝レースがスタートした。すると予選を闘えなかった鬱憤を晴らすかのように、ヨルグ・ミューラー選手はオープニングラップから全開。最初にコントロールラインを割ったときには17番手。わずか1周で7台を抜き去っていた。その後も順位を上げ、16周目には13番手の位置につける。後に控えるのは荒 聖治選手だけに、ポイント獲得圏内は手堅いどころか、展開次第ではその先も狙える。ところが、No.67 STP タイサン GAIA POWER GT-Rへの接触行為により、前戦に続き、ドライブスルーペナルティが科せられた。18周目、ドライブスルーペナルティを実行すると順位は21位へダウン。20周目に荒 聖治選手に交替し、給油、タイヤ交換を済ませてコースへ復帰。

 この時点で順位は再び24番手に落ちていた。しかも周回遅れであるため、結果を望むのはすでに厳しい。しかし、諦めないのが荒 聖治選手。レースは最後まで何があるかわからない。43周目には15番手の位置まで回復。タイヤをケアしながらも、驚くべきペースで順位をアップさせる。

 しかし、レースは最後まで何があるかわからないという意味において、直後の44周目にセーフティカーが入ったタイミングは良くない方向でレースを決定づけるものになってしまった。1コーナーでのクラッシュでレースは中断。復旧の間、7周を費やしてしまい、順位アップの機会を損失してしまった。何より、セーフティカーの入った位置が、No.7 Studie BMW Z4に挽回のチャンスを与えるものではなかったことは、今回のレースを象徴するような出来事だった。50周目にレースは再開。荒 聖治選手はそのまま58周を走りきり15位でチェッカーフラッグを受けた。今季初のノーポイントだが、シリーズ累計ドライバーズポイントでは23ポイントで4位につけている。

[1]限定1500体は数秒で完売。2014年はくまモンコラボレーションの第二弾としてキーリング くまモンの発売が予定されている。

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