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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2015.08.28 00:00
更新日: 2018.02.17 09:57

TEAM無限、SF第4戦もてぎで山本が8位入賞


2015 Race Report TEAM無限

シリーズ名:2015全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦
大会名:2015全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦もてぎ2&4レース
距離:4.801 km × 52周(249.652km)
予選:8月22日(土)晴れ・観衆:11,000人(主催者発表)
決勝:8月23日(日)曇り・観衆:15,000人(主催者発表)

TEAM無限、セッティングに悩みながらも8位入賞でポイント獲得。

 8月22日(土)~23日(日)、栃木県のツインリンクもてぎで2015年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦が開催された。
 TEAM無限がSF14でツインリンクもてぎのレースを走るのは昨年に引き続き2回目。エンジンはこのレースから2015年後半戦に向けて新スペックのエンジンを搭載する。
 なお、ツインリンクもてぎのコースレイアウト上、ブレーキの負荷が非常に高いため、昨年同様にブレーキ負荷軽減の観点から燃料リストリクターの瞬間最大燃料流量規制値を引き下げ、第3戦の95kg/hから90kg/hと絞り込んでいる。オーバーテイクシステム使用時に20秒間にわたり1Okg/h増量となるのは従来と同じだ。

8月22日(土)
■フリー走行1回目
#16 山本 15位 1分35秒064

 22日土曜日8時30分から1時間にわたりフリー走行が行われた。ツインリンクもてぎの天候は、薄い雲がかかる晴れ。コースはドライコンディションだが、走り出した#16山本は持ち込みセッティングには満足できず、セッティングの方向性を探りながらの走行となる。
 セッション終盤、#16山本はピットへ戻りタイヤを履き替えて、タイムアタックのシミュレーションに入った。セッション残り6分となった段階でコースイン、タイヤをウォームアップ、タイムアタックを行い1分35秒064を記録したが、この段階でトップタイムは1分33秒834と、大きな隔たりがある。

 結局#16山本は出走18台中15番手でフリー走行セッションを終えた。チームは午後の公式予選に向けてセッティングを見直すことになった。

■公式予選
#16 山本(Q1:12位 1分33秒858 Q2:7位 1分33秒260 Q3:8位 1分33秒700)

 3回のセッションにわたるノックアウト方式の公式予選は午後1時15分から始まった。コンディションは午前中同様、ドライコンディション。上空の雲は徐々に薄<なり時折日差しが照りつける。  #16山本は、20分間のQ1に最後尾近くからコースイン、4周目に1分34秒826を記録するとピットヘ一旦帰還した。セッション残り7分を切って、ニュータイヤを履いた#16山本はコースイン、タイムアタックに入った。セッション開始から8周目、1分33秒858を記録、この段階でトップに立った。しかしその後、コースコンディションの好転を待ってタイムアタックを遅らせていたライバル車がこれを上回るタイムを記録、#16山本の順位は低下したが、12番手でQ1を通過、Q2へ進むことになった。  マシンの状態はまだ納得のいくレベルにはなく、#16山本のインプレッションを元にチームはセッティングを微調整し、午後1時45分から7分間のQ2セッションに送り出した。#16山本はコースイン後、1周にわたってタイヤをウォームアップするとタイムアタックに入り、1分33秒260を記録してその時点で6番手につけた。その後順位をひとつ落としたが7番手でQ2を突破、Q3進出を決めた。トップから僅か0.197秒の遅れであった。  セッティングの方向性に手応えを感じたチームは、さらにセッティングを微調整し、午後2時2分から7分間にわたって行われるQ3に備えた。#16山本は1周タイヤをウォームアップ、タイムアタックに入ったが第1コーナーで突っ込みすぎたためアタックを中断、次の周にあらためてアタックし1分33秒700を記録した。しかしタイヤ性能のピークは過ぎており、順位は8番手に終わった。