スーパーGT第3戦セパンにひさびさにスポット参戦したThunderAsia MT900M。マッシブなモスラーMT900Mはファンが多いマシンでもあるが、今回の参戦体制はどうなっているのだろうか?
マレーシアラウンドということもあり、ひさびさに主催者推薦という形でスーパーGT参戦となったサンダーアジア・レーシング。マシンは以前から使用されている、JAF-GT仕様であるモスラーMT900Mのままだ。カラーリングはブラックにレッドのライン、マレーシアのミネラルウォーターブランドである“AllA FONTE”のロゴが貼られている。
ドライバーとして吉田広樹とともにステアリングを握ることになったのは、F1チーム・ロータスの元テストドライバー、ファイラス・ファウジー。昨年はF1テストの他にもGP2に出場。その他にもフォーミュラルノー3.5などで豊富な実績を持つドライバーだ。
「今回のパートナーは地元のヒーローなんで、僕も恥ずかしい走りはできません(笑)。誰に聞いても実力あるドライバーだと言うし、それにすごくジェントルマン」と吉田はファウジーを評する。
「フォーミュラ畑のドライバーなんですが、GTアジアではドライビングコーチもしているので、GTカーも手慣れたもの。すごく心強い存在です」と吉田は語る。
今回のチーム体制的には、若干昨年とは異なり、日本人メカニックはいなくなってオール地元スタッフになっている。予選スーパーラップ出場はならなかったが、光る速さをみせているThunderAsia MT900M。決勝レースでも楽しみにしたい存在だ。
