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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.07.16 00:00
更新日: 2018.02.17 09:15

VivaC 86 MC,SGTタイ戦でPPを獲得するも決勝は7位


VivaC team TSUCHIYA
レースレポート
2015SUPER GT Rd.3 Chang インターナショナルサーキット

■日時:2015年6月20-21日
■場所:Changインターナショナルサーキット (タイ)
■監督:土屋春雄
■チーム:VivaC team TSUCHIYA
■車両名:VivaC 86 MC
■ゼッケン:25
■ドライバー:土屋武士/松井孝允
■リザルト:予選1位/決勝7位

第3タイラウンドに向けて……
トムスの東條エンジニアからの鶴の一言!?
「やるならとことん、やっちゃえば!」

 マシントラブルの為リタイヤした富士ラウンドを終えて、すぐに次戦、第3戦となるタイラウンドに向けてマシンのメンテナンスと修復、そして高温のタイ対策のアップデートを施しました。これは主にボンネットやコクピット内の冷却系の改造と、ちょっとした空力のアップデートです。富士のレース後、船出しまで2週間ほどしかなかったのでやりたいことの半分も手を入れられなかったですが、それでもここまでの2戦で見えてきた方向性から、タイではかなり勝負ができるレベルに行ける手ごたえがありました。
 そして私、土屋もようやく時間を作ることができ、トレーニングができたことでドライバーとしての準備も進み、灼熱のタイでも充分に戦える感触を持てたことが大きな変化の一つでした。健康な心は健康な身体に宿る、とは正にこのことですね。この時点で今回のタイラウンドが順調に進むような予感がありました。

 そして今回はセットアップでもこれまで以上に攻めていくことにしました。通常は事前テストで得たデータに基づいて持ち込みセットアップを決めます。でも今回は事前テストなしでいきなり本番。
 松井も初めてのサーキットということもあり、最初はコンサバなベースセットでいつも通りのランプランを考えていたのですが、現場に来ていつもアドバイスを貰っているトムスの東條エンジニアから「やるならやっちゃえば!」とはっぱをかけられ、松井も「練習時間はなくなってもいいです」という心強い反応もあり、それならば“やっちゃおう”ということで、これまで手を入れたかったジオメトリーの変更を施すことにしました。