WTCC世界ツーリングカー選手権岡山ラウンドは30日、30分間のフリー走行で幕を開けた。このセッションでトップタイムをマークしたのは王者イバン・ミューラー(セアト・レオンTDI)だった。2番手にはアウグスト・ファルファス(BMW 320si)がつけた。
15時30分にスタートしたWTCCの金曜フリー走行。WTCCではおなじみとも言える各陣営が一塊になってピットアウトしてくる光景が今年もやってきた。序盤はマシンによってピットイン、アウトを繰り返すシーンも見られたが、少ない走行時間を活かそうと全車積極的に周回を重ねた。
途中、滑りやすいのか体制を乱すマシンやスピンするマシンも現れたが、大きなアクシデントもなくセッションは終了。終盤まではファルファスがトップをキープしていたが、イバン・ミューラーがトップを奪う結果となった。
ファルファスが2番手に食い込んだ他は、セアト勢が上位独占。シボレー勢の最上位は8番手に入ったアラン・メニュとなった。インディペンデントクラスのトップはフェリックス・ポルテイロ(BMW 320si)となった。
日本人ドライバーでは、谷口信輝(BMW 320si)がインディペンデントクラスの4番手に食い込んだ。荒聖治はインディペンデントクラスの7番手。また、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(セアト・レオンTFSI)は荒のひとつ前のインディペンデントクラス6番手となっている。