マカオのギア・サーキットで行われたFIA世界ツーリングカー選手権第12戦の決勝レース2は、ラーダ・グランタを駆るロブ・ハフが劇的な逆転勝利で今シーズンを締めくくった。

 今年最後の栄冠は、今季ラーダに初勝利をもたらしたハフが手にした。彼は、この勝利でマカオ通算7度目となる優勝を果たし、ロシアメーカーにシーズン2勝目をプレゼントする大きな仕事を成し遂げた。

 レースは、4番グリッドに並んだホンダ・シビックWTCCのティアゴ・モンテイロがスタート争いでトップに浮上すると、その後も終始ポジションをキープし、今季初の勝利をほぼ手中に収めていた。

 しかし、終盤7周目にシトロエンを駆るマ・キンファがRベンドでウォールにクラッシュし、セーフティカーが導入される。レースは10周目に再スタートが切られたが、SC導入により追加された最終ラップの11周目にトップを走るモンテイロをトラブルが襲う。パワーステアリングに問題を抱えたモンテイロのシビックはまたたく間に後続に抜かれ、代わって2番手につけていたハフがレースリーダーに浮上した。
 そのハフは、終始イバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)からプレッシャーを受け続けていたが、最後もテール・トゥ・ノーズで猛チャージをかけるミューラーの追い上げを振り切り、トップでチェッカーを受けた。

 2位ミューラーに続いたのは、ポールスタートのミスを挽回したウーゴ・バレンテ(シボレーRMLクルーズ)。ノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)が4位につけ、以下ホセ-マリア・ロペス(シトロエンCエリーゼWTCC)、セバスチャン・ローブ(シトロエンCエリーゼWTCC)と続いた。

 勝利を逃したモンテイロは完走扱いの16位。プロチームのメディ・ベナーニ(ホンダ・シビックWTCC)はレース1のクラッシュでマシンの修復が間に合わず、またガブリエル・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)は体調不良でそれぞれ出走を断念している。

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