スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎは28日、53周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたZENT CERUMO SC430がS Road REITO MOLA GT-Rとのバトルを制し、今季2勝目を飾った。

 午前のフリー走行開始直後から降り始めた雨により、ウエット路面で迎えたスーパーGT第8戦もてぎの決勝レース。迎えたスタートは雨のためセーフティカースタートとなり、オープニングラップは3周目となる。

 決勝レースの火ぶたが切られた1周目、2番手スタートのENEOS SUSTINA SC430がコースアウトがあったかポジションを落としてしまい、先頭ZENT CERUMO SC430、MOTUL AUTECH GT-R、RAYBRIG HSV-010と続く展開になる。一方、5周目には5番手を走っていたウイダーHSV-010もコースオフを喫するなど、滑りやすい路面で上位陣に相次いで波乱が発生した。

 そんな中、先頭のZENT CERUMO SC430はクリアな視界を活かしてギャップを広げにかかるが、後方からウエット路面の利を活かしペースを上げてきたのは、今季チャンピオンS Road REITO MOLA GT-R。6周目にはRAYBRIG HSV-010もかわし3番手に浮上すると、MOTULもかわし2番手へ。少しずつ先頭ZENTとの差を縮めていく。

 また、同様に好調なのが前戦オートポリスでもウエットの速さをみせたWedsSport ADVAN SC430とEPSON HSV-010。また、ミシュラン装着のDENSO KOBELCO SC430もポジションを上げ、先頭ZENTの後方にミシュラン/ダンロップ/ヨコハマ装着車が迫っていくことになる。

 上位陣の中で先に動いたのはS Road REITO MOLA GT-R。翌周にはWedsSport ADVAN SC430もピットに入るが、S Roadがタイヤ無交換作戦を採ったのに対し、WedsSport ADVAN SC430はタイヤ交換を実施。この間に無交換のDENSO KOBELCO SC430、2輪交換のEPSON HSV-010の先行を許してしまう。

 これでトップのZENT CERUMO SC430の作戦に注目が集まったが、ZENTは34周を終えてピットに入ると、ライバル同様無交換作戦を敢行。これで再びS Roadの前でコースに戻ることに成功する。しかし、後半パートを担当した立川祐路はなかなかペースを伸ばすことができず、終盤、立川のすぐ背後にS Road REITO MOLA GT-Rを駆る柳田真孝がつくことになる。

 トップの立川は柳田との激しい攻防の中、終盤雨量が強くなったにも関わらず首位を守りきり、53周のチェッカーを受け開幕戦以来の勝利! 今季2勝目を飾るとともに、ランキング2位を確定させた。2位は有終の美を飾ったチャンピオンS Road REITO MOLA GT-R。3位はDENSO KOBELCO SC430とバトルを展開、44周目の3コーナーでDENSO KOBELCO SC430がコースアウトした間に前に出たEPSON HSV-010となった。

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