2009 AUTOBACS SUPER GT 第4戦で
ミシュランタイヤ装着の#3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rが優勝
6月21日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催された2009 AUTOBACS SUPER GT(以下、SUPER GT)第4戦で、ミシュランタイヤ装着の#3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ドライバー:ロニー・クインタレッリ/安田裕信両選手)が優勝を果たしました。ミシュランは今シーズンより6年ぶりにSUPER GTのGT500クラスに復帰し、4戦目での嬉しい勝利となりました。
灼熱のセパンで開催された6月20日土曜日の公式予選1回目。No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rのクインタレッリ選手は3番手のタイムを出し、上位8台が1周だけのタイムアタックを行うスーパーラップに進出しました。スーパーラップでもNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rは1分58秒195という好タイムをマークし、わずか0.071秒でポールポジションは逃したものの予選2位となりました。
翌21日に開催された決勝では、ポールポジションのマシンがトラブルによりピットスタートとなったため、No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rは事実上のポールポジションに就くことになりました。クインタレッリ選手は好スタートを決めて第1コーナーにトップで侵入し、その後も2位以下に一定以上の差を保ってトップを快走。30周を走り、ピットイン。ハセミモータースポーツの素早いピットワークもあり、レース後半を受け持つ安田選手は、上位陣がピットインを終えた段階で再びトップに浮上。安田選手は力走を続け、自身初となるGT500クラス優勝のチェッカーフラッグを受けました。
ロニー・クインタレッリ選手は「本当に嬉しいです。チームが素晴らしいクルマを準備してくれて、ミシュランも素晴らしいタイヤを持って来てくれました。ドライバーふたりも暑さ対策のトレーニングをして、みんなの努力による勝利だと思います。タイヤは予想以上に良かったですよ」と語りました。また、安田裕信選手は、「僕も本当に嬉しいです。タイヤは素晴らしかったのひとことです。プッシュしてもタレなかったですからね」と話しました。
日本ミシュランタイヤ株式会社代表取締役社長のベルナール・デルマスは、「日本で最も人気のあるシリーズであり、タイヤメーカー同士が高いレベルで技術を競い合っているSUPER GTのGT500クラスへの復帰第4戦目で私たちのパートナーが優勝を飾ったことを大変嬉しく思います。パートナーであるハセミモータースポーツとドライバーのクインタレッリ選手、安田選手を祝福するとともに、車両を開発している日産とNISMOの関係者の皆様にお礼を申し上げます」と語りました。
日本ミシュランタイヤ株式会社モータースポーツマネージャーの小田島広明は、「タイヤは、前半も後半もミディアムコンパウンドの同じものを使いました。セパンでは1月にテストを行っているので、準備していたコースのひとつでした。テストで良い結果が出ていたので競走力があることはわかっていて、すべてうまく行けば勝てると思っていました。ただレースはまた別な要素があります。今回は路面温度の高さに加え、午前中に雨が降り、不安定な要素が多くありましたが、それは皆同じ条件です。パートナーチームの勝利に貢献できて、よかったと思います」と語りました。
SUPER GTは、11月8日にツインリンクもてぎで決勝が開催される最終戦まで全9
戦で競われます。
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