21歳のスペイン人ドライバー、ダニエル・ジュンカデラは、メルセデスF1チームのリザーブドライバーに就任するという最近の報道を否定した。
昨年のユーロF3チャンピオンであるジュンカデラは、今シーズン、DTMドイツツーリングカー選手権にメルセデスから参戦することが決まっている。
しかし先週の報道では、ジュンカデラがDTM参戦とともに、メルセデスAMGのサードドライバーに就任するとの報道がなされていた。
彼は、全く同じウワサを自分も耳にしたことをスペインのAS紙に認めているが、サードドライバーについては次のように否定したと、Motorsport.comが伝えている。
「僕が(2013年型メルセデスの)マシンを一度もドライブしたことがなく、これまでF1を公式にテストしたのはフェラーリでの一度きりだということだ」
「今そうした状況にある僕が、緊急の際にハミルトンの代わりを務めていいかってことさ」
それでもジュンカデラは、自身のマネジメントがF1での役割についてメルセデスと話をしていることは認めた。
「F1チームの仕事とDTMを並行することは想像できる。だが、おそらくそれはサードドライバーではなく、開発ドライバーとしてだろう」
「これは僕にとって大きな助けになると思っている」
ジュンカデラは、2011年のマカオGPウイナーで、昨年のマスターズF3でも優勝。1年以内にマスターズF3とマカオGPを制したドライバーは4人しかいない。