エイドリアン・スーティルの裁判に、ルイス・ハミルトンが証人として召喚されたと報じられている。スーティルは昨年傷害事件を起こしたとしてそれに関する裁判が今月末に行われる。
昨年4月の中国GPの決勝後、スーティルは親しいハミルトンと共にナイトクラブに行き、そこでロータス・ルノーGP(今年のロータス)のオーナーであるジニー・キャピタルのCEOエリック・ルクスと会い、彼の首に割れたシャンペングラスで傷を負わせたと報道されている。
ルクスはその後、「身体的暴行および重傷害」に関してスーティルに対し刑事告訴を行うと発表、その裁判が今月末にスタートすることになった。スーティルのマネージャー、マンフレッド・ジマーマンは、裁判は1月30、31日に行われると発言している。
「ルイス・ハミルトンは初日に証人として召喚されます」とミュンヘンの裁判所のスポークスパーソンがコメントしたとYallaf1が伝えている。
「出廷は拒否できません」
マクラーレンは2月1日に新車発表会を行う予定となっており、ハミルトンはその直前に裁判に出廷することになる。
昨年ヴァージンのレースドライバーを務めたジェローム・ダンブロジオとあるF1ジャーナリストも証人として出廷する可能性があると報じられている。
一方、スーティルのマネージャーであるジマーマンは、裁判について心配していないと述べた。
「誰かを襲ったり故意に傷つけたりしたのはエイドリアンではないことを明確に示すビデオがある」
「無罪になると予想している。最悪でも過失傷害罪で有罪になるにとどまるだろう。いずれにしてもこの件が彼のキャリアを傷つけることはない」