またしても雨のハンガリーで、ハミルトンがPZeroイエローで最速
2012年7月27日、ブダペスト

イギリスとドイツでのフリー走行同様、ハンガリーの金曜日午後も雨に見舞われました。ハンガリーグランプリ用には、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤとP Zeroイエロー・ソフトタイヤが選択されています。ハンガロリンクには試験型タイヤは持ち込まれないため、各チームには、通常のスリックタイヤのアロケーションである、硬い方のコンパウンド6セット、軟らかい方のコンパウンド5セットの計11セットが供給され、金曜日以降、各チームはそれらを自由に使用することができます。午後のセッションがウェットコンディションとなったため、各チームにはインターミディエイトタイヤ1セットが追加供給されます。この追加供給分は、土曜日の最終フリー走行前に返却しなければなりません。

気温29°C、路面温度45°Cのコンディションでフリー走行2回目(FP2)が始まり、各ドライバーは、様々な燃料搭載量で、両コンパウンドの性能とデグラデーションレベルを評価しました。この情報は、レース戦略を組み立てる際に不可欠なもので、特に、タイトで狭いトラック上でのオーバーテイクが困難なハンガリーでは、なおさら重要になります。ハンガロリンクは、年間を通してさほど使用されておらず、最終セクターには新しいアスファルトもあるため、路面は、週末が進みラバーが乗っていくにつれて非常に改善されます。断続的な雲と雨が路面温度に影響を及ぼし、路面温度はFP2の終盤に下降しました。多様な天候状態にも関わらず、トラック上では、全てのコンパウンドを使用した多くの走行が見られました。

全ドライバーが、ミディアムタイヤでFP2を開始し、その後ソフトタイヤへ移行しました。各チームが、予報された雨が降る前にソフトタイヤでの走行を行いたいと考える中、ロータスのロマン・グロージャンが最初にソフトタイヤへ交換しました。トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュは、最初にCinturatoブルー・フルウェットタイヤを装着しました。一方、メルセデスのミハエル・シューマッハは、Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤを試しましたが、水溜りにつかまりコースアウトしました。雨が弱まると、全ドライバーはインターミディエイトタイヤで1時間30分のセッションを終えました。

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、雨が降る前に、ソフトタイヤで最速タイムを記録しました。その後、ロータスのキミ・ライコネンがタイムを更新し、さらに、マクラーレンのルイス・ハミルトンが今週末の最速タイムである1分21秒995を記録しました。

ハミルトンは、フリー走行1回目(FP1)でも、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用して1分22秒821の最速タイムを記録していました。ハミルトンは、FP1で最多の30週を走行しました。FP1では全ドライバーがミディアムタイヤを使用し、ハミルトンのチームメイト、ジェンソン・バトンが2番手タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクターポール・ヘンベリーのコメント:
「ドイツグランプリと同じタイヤ選択ですが、コンディションは全く違ったものになり、広範な気候や路面コンディションにおける我々のタイヤ性能が示されました。ハンガロリンクはユニークなレイアウトのため、ドライビングの精度が、流れるようなコーナーを繋いでいくための鍵となり、特にフロントタイヤのグリップが重要になります。各チームは、セットアップによってターンインを改善できますが、それはタイヤの摩耗に悪影響を与えることになるので、チャレンジングな状況下、各チームはいつものように、フリー走行でベストな妥協点を模索していました。またしても、フリー走行での雨となりました。しかし、日曜日の降水確率は50%ですので、今日のウェット走行は、ウェットコンディションでのマシンの情報のみでなく、エリアによってウェット状態が異なるサーキットの情報を収集する価値ある機会となりました。また、雨によって、各チームは、ソフトタイヤを使用したフルタンクでのロングランを完了することできませんでした。この点は、レース戦略の組み立てに影響するため、土曜日の最終フリー走行での優先事項となるでしょう。ドライコンディションにおけるソフトとミディアムの性能差は、ラップあたり約0.8秒と見ていますが、ドライが予想される明日の予選後、非常に多くの不確定要素により、今回も予測不可能な決勝を迎えることになりそうです」

今日の数値:
使用タイヤセット数
ミディアム 48
ソフト 21
インターミディエイト 22
ウェット 6

コンパウンド毎の最多ロングラン
ミディアム 14 ハミルトン
ソフト 11 セナ
インターミディエイト 13 ペトロフ
ウェット 5 小林

今日の豆知識:
昨年のハンガリーグランプリは、ウェットとドライの複合コンディションで行われ、シーズン中最多となる合計88回のピットストップが行われました。(この内3回はドライブスルーペナルティによるものです。)

Formula Oneの新興3チーム、ケータハム、HRT、マルシャは、ハンガリーグランプリで表彰台に上ったドライバーを擁しています。ヘイキ・コバライネン(ケータハム)は2008年に優勝、ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)は2006年に2位、そしてティモ・グロック(マルシャ)は2008年に2位となっています。

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