Team KYGNUS SUNOCO
Formula NIPPON RACE REPORT

Round1-SUZUKA
DRIVER:LOIC DUVAL
CIRCUIT:1LAP=5.807km
RACE:43LAPS(249.70km)

 2012年のフォーミュラ・ニッポンが鈴鹿サーキット(三重県)で開幕した。今年のTeam KYGNUS SUNOCOのドライバーには、シリーズチャンピオンの経験を持つロイック・デュバルを起用。監督は前年に続いて土屋武士が務める。今戦は2輪レースとの併催で行われ、天候にも恵まれた鈴鹿サーキットは多くの観客で賑わう週末となった。 

 4月14日(土)、ノックアウト予選の開始は14:00。開始時の気温16℃、路面温度25℃。20分間で行われるQ1では、上位13台が次のステージへ進出できる。昼過ぎまで降った雨がまだ路面に残り、空は晴天ながらウェット宣言が出される中、Q1がスタート。路面はセミウェットだったが、デュバルはスリックタイヤを選択してコースイン。ところどころ水しぶきが上がる場面もあったが、デュバルは丁寧にマシンの感触を確認し、セッション半ばを過ぎたところでピットイン。コース上はこの間にもどんどん乾いて行き、最終的には全車スリックタイヤを装着。デュバルもニュータイヤを付け、残り時間が6分半になったところで最終のタイムアタックに向けてコースイン。1'40.700で6番手を獲得、無事Q2へと駒を進めた。続くQ3は14:30からの7分間。このセッションの上位8台が、最終ステージとなるQ3へ進むことになる。Q2が始まると間もなくデュバルはニュータイヤでコースイン。しかし2度のタイムアタックがともに満足なアタックラップとならず、結果は1'40.346、前車と0.057秒の僅差で惜しくも9番手。Q3への進出を逃し、ここで予選が終了した。

 4月15日(日)、気温19℃、路面温度27℃と暖かな晴天の下、14:30に決勝レースがスタート。9番手スタートのデュバルはスタートを失敗、順位を12番手まで落としてしまう。4周目には前車をパスし、11番手に。そこからは集団の中での走行を強いられることになり、タイムを上げられない。今年はタイヤ交換の義務は無いが、燃料の搭載量が制限されており、今回の250kmレースでは無給油レースは実質不可能。チームは燃費の計算上最も早いタイミングでデュバルをピットに入れることにし、14周を終えたところでピットイン。同じタイミングで前車がピットに入ったが、ピットクルーの給油、タイヤ交換の作業の速さで前車より先にデュバルをピットアウトさせ、ポジションを1つ上げることに成功。さらには18周でほぼ周りのマシンがピットインを済ませてコースに戻ってくると、もう1つポジションが上がっており9番手。何とかポイント圏内の8番手にポジションを上げるべく、前車に追いついたデュバルは果敢に攻め立てる。その差は1秒以下ながらコーナーによっては引き離される場面もあり、抜くには至らない。順調なラップタイムを刻みながら、結果は惜しくもポイント獲得ならず、9位でチェッカーを受けた。

⇒ロイック・デュバルのコメント:
「予選はQ1、Q2ともなかなか良いフィーリングでしたが、Q2の最初のアタックでミスしてしまったため、いったんスローダウンして次のアタックに備えたのですが、そのタイミングでちょうど他車がラインを塞いでいてアタックの機会を失ってしまいました。トップ5に入れるくらいのポテンシャルはあったと思います。レースについては、僕はフォーミュラ・ニッポンの経験はあるものの1年のブランクがあり、この間に変更になった新しいクラッチに慣れておらず、フィーリングがすごく悪くてスタートで出遅れてしまいました。順位を12番手まで落としたけれど、1台パスして1つポジションを回復し、そしてピットストップでチームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで9番手まで順位を上げることができました。その後は前を行く他車よりも速いタイムで走ることができ、すぐに追いつきはしたんですが、タイヤも以前僕が乗っていた頃のグリップのあるタイヤと異なっていて、アンダーステアが出てしまって前に出ることができませんでした。結果としてポイント圏内に至らなかったことは残念ですが、この週末を通してチームと僕とのポテンシャルがすごく高いということを実感できました。きちんとまとめ上げて行けば、表彰台に乗る日も遠くないと思っています。次のレースにご期待下さい。」

⇒土屋武士 監督のコメント:
「今年はロイック・デュバル選手という、チャンピオン経験もある素晴らしいドライバーがこのチームに来てくれたことで、チームの雰囲気も良く、勝つことに対して全員が明確なイメージを持つことができるようになったなという印象です。予選はQ3に進めなかったことは残念でしたが、ロイック本人も含めてレースに向けてチームの士気は逆に上がっていました。決勝は、スタートで順位を落としてしまったことで、レースの序盤は決まってしまいました。そこからはトラフィックに引っかかり、速く走れるのに走れないという状態でした。ピットインは予定通りで、コース上の混み合っていないクリアなところへロイックを戻すことができましたが、他のマシンも割と同じような作戦を取っていて、本当ならもっと順位を上げたかったところ2つポジションを上げるにとどまりました。後半は、前に入った他車のペースに付き合わざるを得ず、結果は9位。しかしすごくポテンシャルを感じることのできるレースでしたし、この先に期待を持てる前向きな開幕戦だったなと思っています。あとはチャンピオン経験者でもコンマ1秒、2秒の差でポイントが取れない、本当にコンペティティブな選手権だということを再確認したので、チームがそういう激しい戦いで勝ち残るための準備を整えて、ご支援いただいている皆様に結果できちんと恩返しできるよう次戦頑張ります。ご声援ありがとうございました。」

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