KYGNUS SUNOCO Team LeMans
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
2014年SUPER FORMULAシリーズ
第4戦(ツインリンクもてぎ)レースレポート
KYGNUS SUNOCO Team LeMans 参戦体制
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
ドライバー:平川亮
出身地:広島県
生年月日:1994年3月7日
体重:66kg
身長:177cm
血液型:RH+O
監督:土沼広芳
プロジェクトリーダー:藤井一三
チーフエンジニア:中村成人
チーフメカニック:小倉啓悟
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ドライバー:ロイック・デュバル
出身地:フランス
生年月日:1982年6月12日
体重:70kg
身長:178cm
血液型:RH+O
監督:土沼広芳
プロジェクトリーダー:藤井一三
チーフエンジニア:山田健二
チーフメカニック:森内誠二
レース情報
予選(8月23日)
天気:曇り/コース状況:ドライ
気温:29.1度/湿度:66%(15時)
予選開始:13時15分
8月23日土曜日、曇り時々晴れといった天候状況のツインリンクもてぎにて、2014年のスーパーフォーミュラはシリーズ折り返しとなる第4戦の予選日を迎えた。KYGNUS SUNOCO Team LeMansにとっては特に重要な一戦である。
それは、6月のルマン24時間レースに参加した際に大クラッシュに遭遇したロイック・デュバルの復帰戦だからだ。
前戦富士に関しては、身体的には特に問題なかったものの、ライセンス発給サイドから出場許可が降りず、無念の欠場。チャンピオン争いトップの座を明け渡すことになってしまったロイックは、今大会から王座へ向けての再スタートを切る。
また、前戦で初表彰台となる2位をゲットした平川亮にとっても、さらなる高みへの挑戦を開始すべき大事な大会である。
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
予選結果:8位(Q2ベストタイム:1分33秒346)
開始時で気温32度、路温38度と前日の練習走行時ほど暑くはないコンディション。平川はQ1を13位で通過するが、Q2では、他車がコース上にストップしたことによる赤旗中断の影響で満足なアタックを完遂できなかったこともあり、無念の10位。Q3進出を逃してしまった。しかし上位にタイム抹消者が出た関係で、正式予選順位は8位へと上がった。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ロイック・デュバル選手
予選結果:3位(Q3ベストタイム:1分32秒706)
約2カ月ぶりの実戦復帰となったロイックは、予選前日の2回の練習走行から予選当日朝のフリー走行で4~5~6位。それほどいい手応えとまではいえない状況ながらも、予選ではQ1を3位、Q2を7位で突破し、順当にQ3へと進出する。そのQ3では他車の動きにアタックを妨げられるところもあるなどした末に3位、2列目アウト側のグリッドを獲得した。
レース情報
決勝(8月24日)
天気:曇り~雨/コース状況:ドライ~ウエット
気温:29.3度/湿度:61%(15時)
決勝フォーメーション開始:15時00分
決勝レース周回数:52周
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
決勝レース結果:10位(所要時間:1時間36分31秒675、ベストラップ:1分36秒398)
スタート約30分前のダミーグリッド上の気温は34度、路面温度は45度に達していたが、スタートまでの時間が進むうちに雲が増し、雨の可能性も感じさせる空模様となったなかで、250kmの第4戦決勝レースが始まった。
8番グリッド発進の平川はスタート直後に大きくポジションを落としてしまい、オープニングラップ終了時13位。局面の打開を狙って、チームは14周目という早めのタイミングで給油&タイヤ交換を敢行する戦略を取った。
しかし、全車がルーティンピットを終えたと思われる38周目の段階で平川の順位は11位と、大きくは変わらない。そして41周目、大雨が降ってきたため、首位の19号車から次々とピットイン、レインタイヤへの交換が相次いだ。
一連の混乱した状況下で平川は9位に浮上するが、45周目に40号車に抜かれて10位へ後退。46周目途中からはセーフティカー導入となって、レースはそのままチェッカーに。平川は10位、今回は残念ながらノーポイントに終わった。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ロイック・デュバル選手
決勝レース結果:4位(所要時間:1時間36分25秒522、ベストラップ:1分35秒949)
3番グリッドから開幕戦以来の今季2勝目を狙ったロイックだったが、スタートでは平川と似た状況に見舞われたようで、やはり出遅れを演じてしまった。それでもオープニングラップ通過は5番手と、2ポジションのダウンにとどめる。
その後の序盤、前を走る37号車に抑えられる展開となってしまったため、抜けないコースであることも考慮して、チームは燃費的に可能な最速タイミングと考えられる12周終了段階でロイックをピットに呼び、給油&タイヤ交換へ。作業ロスもあったが、結果的には37号車の前に出ることに成功した。逆に36号車には先行されるなどのピットによる順位変動も経て、ロイックは4位で41周目の大雨を迎える。レインタイヤへの交換を済ませた後も、4位は変わらず。
一時コースオフして後続の41号車に迫られる場面もあったが、得意の雨でロイックは3位36号車との間合いを詰める。しかしセーフティカーが導入され、結局そのままレースが終わることとなり、ロイックは4位でチェッカーを受けた。
レース情報
平川亮選手のコメント
スタートは、動き出しそのものはわるくなかったと思うんですけど、その後、エンジンのシステム的なものが何か働いてしまったのか、加速していきませんでした。ドライでのマシンの感触は良かったのですが、スタートがすべて、でしたね。40号車に抜かれた時は、ひどい雨量で、お互いにストレートでも真っ直ぐ走るのに苦労しているような状況でした。前戦2位の勢いを保てませんでしたが、次のオートポリスはSUPER GT参戦時の好印象もあるコースです。次は勝ちます。
ロイック・デュバル選手のコメント
スタートこそ残念でしたが、こうして日本に戻ってきて、応援してくれるファンのみなさんの前で戦うことができたことを本当に嬉しく思っています。マシンの感触もそれほどわるくはなかったですし、今日のレースを4位で終えられたことも、決してわるくはない状況です。チャンピオン争いのトップとは2.5点差という接近した位置をキープしているのですから。次もベストを尽くします。オートポリスは開幕戦で勝った鈴鹿に似たコースですし、去年も表彰台を獲得していますからね。
土沼監督のコメント
2台とも遅れてしまったスタートに関しては、今シーズンこれまでもあまり良くなかった状況がありますから、ドライバー及びチームとしての相当な課題と言えますね。もちろん、次戦までには必ず解決していきたいと思います。今回はロイックがポイントを獲得できたことがせめてもの成果、というところでしょうか。彼のドライでのペース自体は、タイヤを換えて満タンにした後の19号車(優勝車)との比較を見ると、わるくはなかったと思いますけどね。また、最後にセーフティカーが撤収してレースが再開されていれば、得意の雨で、もっと順位を上げていたかもしれません。平川に関しては、ドライビングについての課題等も見つかってきました。前回の2位は雨による展開の助けがあったことも事実ですが、次は完全な実力で上へ行けるよう、課題を克服し、さらに向上してくれることを期待しています。次のオートポリスではチームとして今季2勝目を狙いたいと思います。引き続きのご声援、よろしくお願いいたします。
シリーズランキング
平川亮:6位/13.5ポイント(今回0ポイント)
ロイック・デュバル:3位/20.5ポイント(今回5ポイント獲得)
チーム(#7+#8):2位/34ポイント(今回0+5ポイント獲得)
観客動員数
開催期間中延べ入場者数約26,000人
8月23日土曜日(予選日、天気:曇り)約10,000人
8月24日日曜日(決勝日、天気:曇り~雨)約16,000人
イベントへの参加報告
・ピットウォーク
開催日程:8月23日11:25~12:05
8月24日12:00~12:50
・キッズウォーク
開催日程:8月23日17:20~17:50
主催:日本レースプロモーション、ツインリンクもてぎ
参加者:平川亮、ロイック・デュバル
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。また、キッズウォークではお子様を対象、キッズ限定グッズなどの提供を行いました。
・グリッドウォーク
決勝レース前に開催
もてぎ大会にてPITウォーク中及びPIT裏にて【広島土砂災害義捐金】を募りRCC(中国放送)を通じ募金させて頂きました。
