モナコのトンネルでDRSを使用するのは危険であるとのドライバーたちの声を受け入れ、FIAはそこでの使用を禁止することに同意した。
23日、FIAレースディレクター、チャーリー・ホワイティングは、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーションのメンバーに対し、モナコのプラクティスと予選でトンネルにおいてDRSを使用するのは危険すぎるとの彼らの意見を受け入れ、トンネルで使用される可能性をなくす意向であるとの通知を行った。
FIAは、トンネル周辺の1350m地点から2020m地点のエリアでDRS使用を禁止する見込みだ。その他の場所での使用は許可され、決勝でのオーバーテイクゾーンはスタート/フィニッシュ・ストレートに設置される予定となっている。
先週末、ホワイティングはDRSを全面的に禁止するだけの十分な安全上の理由はないと述べた。しかしこれに反対するドライバーたちが、ホワイティングの説得を続けたということだ。
「上の人間はマシンに乗ってトンネルでDRSを使ってみればいいのに」とルーベンス・バリチェロはスペインで述べていた。
「彼らは何か悪いことが起こるのを待っているんだ。それで何かが起こったら、『それでは来年のモナコでは使わないようにしよう』と言うだけなんだ」