6日、英ロンドンのグロブナーハウスで開かれた『オートスポーツ・アワード 2015』で、ジョリオン・パーマーの弟ウィル・パーマーがマクラーレン・オートスポーツBRDCアワードを受賞。国際レーシングドライバー・オブ・ザ・イヤーには2年連続でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが選ばれた。

 今季10勝を挙げ、通算3度目のドライバーズタイトルを獲得したハミルトンは、シリーズ2位のニコ・ロズベルグやフェラーリ移籍1年目で3勝を挙げたセバスチャン・ベッテル、インディカー・シリーズで4度目のチャンピオンに就いたスコット・ディクソンと、同ポイントながら優勝回数の差で敗れたファンーパブロ・モントーヤ、そしてGP2を圧倒的な強さで制したストフェル・バンドーンらを抑え、昨年に続く英国コンペティション・ドライバー・オブ・ザ・イヤーとのダブル受賞を達成。当日出席できなかったハミルトンに代わり、メルセデスAMGを率いるトト・ウォルフがトロフィーを受け取った。

 レーシングカー・オブ・ザ・イヤーでもハミルトンのタイトル獲得の原動力となったメルセデスW06が選出。フェラーリSF15-TやウイリアムズFW37のほか、WEC世界耐久選手権でドライバーとマニュファクチャラーの2冠を果たしたポルシェ919ハイブリッド、フォーミュラEのSpark SRT_01E、オレカ05を退けた。

 ルーキー・オブ・ザ・イヤーには、トロロッソのマックス・フェルスタッペンが選ばれている。先日のFIA表彰式でも「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたフェルスタッペンは、チームメイトのカルロス・サインツJr.やザウバーのフェリペ・ナッセらを抑え、堂々のダブル受賞となった。

 イギリスの若手ドライバーのなかで今シーズンの実績と今後の活躍が最も期待されるドライバーに贈られるマクラーレン・オートスポーツBRDCアワードは、今年のBRDC F4チャンピオンを獲得したウィル・パーマーが受賞した。
 ブリティッシュ・クラブ・ドライバー・オブ・ザ・イヤーも受賞したパーマーは、元F1ドライバーのジョナサン・パーマーの息子で、来季ロータス/ルノーからのF1デビューを控えるジョリオンを兄に持つ。彼にはBRDC(英国レーシング・ドライバーズ・クラブ)の正規会員資格とともに、アライのカーボン製レーシングヘルメット『GP-6 RC』、賞金10万ポンド(約1860万円)、そしてマクラーレンでのF1テスト機会が与えられる。

 国際ラリードライバー・オブ・ザ・イヤーは3年連続のWRCチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジェが選ばれ、同じく3年連続でWRCのマニュファクチャラーズチャンピオンを決めたフォルクスワーゲン・ポロR WRCがラリーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

 また、モータースポーツへ多大な功績を残した人物に贈られるグレゴール・グラント・アワードには、現役F1ドライバーとしてル・マン24時間を制したニコ・ヒュルケンベルグと、1980年のF1ワールドチャンピオンであるアラン・ジョーンズが選出。ジョン・ボルスター・アワードは旧ジョーダン・グランプリを率いたエディー・ジョーダンとWECで成功を収めたポルシェLMP1チームに贈られている。

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