いよいよ来週に迫ったスーパーGT第3戦セパン。昨年、GT300クラスではトヨタ・プリウスGTがハイブリッド機構を外してレースに挑んだラウンドではあるが、今年は“ハイブリッド装着”で臨むことができるのだろうか?

 昨年デビューし、スーパーGT最初のハイブリッド車として注目を集めたプリウスだったが、第3戦セパンについては危険物の輸出入に関する規制により、日本からリチウムイオン電池の持ち出しができず、ハイブリッド機構を外しレースに臨んでいた。

 では、今年はどうなのだろうか? 今年は第2戦富士で優勝を飾ったPanasonic apr PRIUS GTはもちろん、MUGEN CR-Z GT、ARTA CR-Z GTという3台のハイブリッドGT300マシンがエントリーしている。しかし、今季は3台ともにハイブリッド機構はそのままに参戦予定だ。

 GTアソシエイションにこのあたりの事情を尋ねてみると、これらのマシンが搭載するリチウムイオン電池等については、決して日本国外に持ち出すことができない訳ではなく、申請書を提出すれば国外へ持ち出すことが可能だという。今回、プリウスもCR-Zもきちんと申請書が提出されているため、セパンで戦うことができるとのこと。

 昨年のセパンでは“非ハイブリッド”状態だったapr HASEPRO PRIUS GTだが、電池分の軽量化とプラスアルファのパワーが相殺してか、予選8番手タイムをマークしている。今季は正真正銘の“ハイブリッドカー”でどんなパフォーマンスを披露するだろうか?

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