この3戦でノーポイントに終わったフェリペ・マッサは、フェラーリがモナコで見せたような速さを次のカナダGPとヨーロッパGPでも発揮できることを期待している。
マッサは、トルコGPでは11位、スペインGPはトラブルによりリタイア、モナコGPではルイス・ハミルトンとの接触の後にリタイアを喫した。
一方チームメイトのフェルナンド・アロンソは、モナコGPで最後までセバスチャン・ベッテルの背後を僅差で走行、優勝のチャンスは訪れなかったものの、2位を獲得した。
「5月の3戦は僕にとってはうまくいかなかった」とマッサはチームの公式サイトでコメントしている。
「ポイントを獲れなかったし、3戦の中でも最後のモナコが一番残念だった。フェルナンドが最後までトップ争いをして証明したように、僕らはモナコでは大きなポテンシャルを持っていた。僕は4位でフィニッシュできていたはずだ」
「残念なことに、ハミルトンとのアクシデントがあり、それによって僕はリタイアすることになった。すごく悔しい。でもこの話を繰り返しても仕方ない。レースの後で、あの一件のことで言いたいことを言ったから、これ以上この問題で時間を無駄にしても意味がない。前を見ていこう」
マッサは次のカナダとスペインでもフェラーリがトップ争いをする力を発揮することを期待している。
「この週末で少なくともひとつはポジティブなことがあった。それは僕らのマシンの競争力がその前のレースよりかなり向上したことだ」
「ついに最後まで戦えるようになった。事情によってそれは僕らの中のひとりにしか当てはまらなかったけれど。ペースはすごくよかったから、カナダとバレンシアでも速さを見せられるよう期待している」
「次には新たな技術的なアップデートを持ち込む予定だ。ソフト寄りのタイヤが使用されるし、少なくともデータを見るとうまくいくはずだ。モントリオールの金曜が始まれば、実際どうなのか分かるだろう」